Maskeri Hiremo
マスケリ・ヒレモ~平野雅穏のブログ、日記、メモ, et al~
このブログを検索
2025年12月17日水曜日
レース振り返り: 2025年11月8日:第14回ダイヤモンドトレイルラン チャンピオンシップ2025
2025年10月30日木曜日
公衆衛生医師を数値化することの愚かしさ
「公衆衛生医師」という言葉がある。これが指すのは、なにも保健所医師だけではない。いや、そもそも「公衆衛生医師」なんていう「人種」は存在しないし、この言葉は「行政で働く医師の育成と人材確保」が急務になって、やむにやまれず使われるようになった造語である。
公衆衛生は、コンセプト・マインドであって、特定の資格、職場、仕事内容や働き方で決まるものではない。「医師」の資格はオマケみたいなもので、公衆衛生は医師の専売特許ではない。
ところが、とある大学から調査依頼が来た。
「保健所長の先生たちの出身大学を調べているので、出身大学を教えてほしい。大学の運営に関する『学外有識者会議』で、保健所長の状況や保健所長(公衆衛生医師)の育成について質問があり、現況を調査することになった。」
詐欺?
いや、本物の問い合わせです。
え、えー・・・。
そもそも個人情報を聞き出そうという態度に問題があるけれども、百歩譲ってそれはいいです(隠してないし)。しかし、大学教育としての成果を、保健所長の多寡で評価できる(かも)と思ってるなら、それは大問題でしょう。まさか、自分とこの大学から、卒業生が◯人「保健所長になったか」で、公衆衛生への貢献度を測るつもりだった?
趣旨を確認したところ
「大学の状況を数値として『見える化』させることに取り組んでいる。そして、大学は地域に貢献したい。その『貢献度』を把握したい」
とのこと。
ほーら、やっぱり。
そもそも大学教育というものは、「成果」として、将来「〇〇に何人」と「数値化できるもの」であるワケがない。◯◯大卒が保健所長に〇人いるから、大学での教育はうまく行っている、なんて言えるワケがないし、出身大学なんて仕事に関係ない。そもそも職場は、臨床でも研究でも行政でも民間でも、本人が公衆衛生のためにやっていると思えばそれは公衆衛生です。繰り返しになるけど、公衆衛生はコンセプト、マインドであって、働く場所で決まるのでもなければ、職種でも、肩書でもない。
ということで、この大学からの問い合わせは、実は「個人情報を問い合わせたこと」が問題なのではなく、このような問い合わせをしてしまう「大学の公衆衛生医師育成へのスタンスの問題」だ、と私は受け取りました。つまり、この大学は「公衆衛生医師育成」を、たぶん何もしてないな、と。
たとえば内科だろうが外科だろうが「公衆衛生に資する仕事をする」と卒業生が考えるようになる教育を、大学にしていただきたい、と私は思っている。どんな職場のどんな立場にいようとも、公衆衛生の一翼を担う自覚が必要だし、そうでなくては公衆衛生は良いものになっていかない。
数値化、見える化、そーいうものを求められる側のツラさは分かるけど、「職種や肩書では測れない教育をやっている」と大学が胸を張って言えるようになってほしい。大学が公衆衛生のマインドを持っていれば、大学教育の「成果」をそもそも数値化することになんて頼らない、はず。
2025年10月23日木曜日
chat GPTに相談しました。
『それは〇〇法違反であり、保健所に電話をしたほうがよい』
とのことだったので、保健所に電話した。」
・・・衝撃。
AIに相談して「保健所に相談したほうがいい」と「言われたから
なんで自分で判断しないの?
なんでそんな簡単にAIの言いなりになるの?
なんでそんな簡単に「自分」をAIに売り飛ばすの?
あなたの人生はAIに相談して答えをもらう人生か?
もしAIが
「口から食べると虫歯になるリスクが上がる」とか言ったら
口から食べるのをやめるのか?
いや~、これには衝撃を受けた。
この衝撃をなんと形容していいか分かりません。
でも、これは何かの「病態」だと思います。
2025年8月3日日曜日
レース振り返り: 2025年7月20日:ontake100の100km部門
レース振り返り: 2025年7月20日:ontake100の100km部門
<記録>
・時間:15時間21分40秒
・順位:総合456位/1084人中
・区間記録
St→CP1:6:54:42
CP1→CP2:4:00:05
CP2→Fin:4:26:53
<距離>
大会発表99.78km、累積標高2639m
測定距離97.63km、累積標高2473m(大会GPXデータでナビゲーションしながら走った)
<レース概要>
王滝村の林道を使って行われるウルトラマラソン。累積標高はそんなに高くないのに、100kmでITRA4ポイントもらえるので出場した。160km部門に出るには、100kmを14時間以内に完走していることが条件。
100km部門は真夜中0時スタート。松原スポーツ公園に昼間から車で乗り付けて陣取ってもいいけれど、食事と体力のことを思うと、宿を取ったほうが良い。私は16時チェックイン→17時に風呂→18時に夕食→19時就寝→22時起床→22時45分チェックアウトで王滝村の宿を利用しました。
<走り>
今回は、最初のエイドまでは何とか走れたが、そのうち右腸脛靭帯炎になって走れなくなった。第一エイドを過ぎて30km地点くらいで「55kmの第一関門でやめよう」と思った。ただ不思議なもので、ドロップバッグを受け取り、出る準備をしていたところ、心なしか回復して完走はできそうだと思ったので、続けることにした。とはいえ痛みは継続し、その結果、60kmくらい歩き倒した。もし走れていたら「14時間」はそれほど難しい関門ではないだろうと思う。
前回のテイネトレイルでは、ゲレンデの下り以外では痛くなかった。でも今回は痛みがずっと続いてしまい、「歩きからやり直しだ」と反省しきりとなった。40-50kmを越えると痛くなるのでは、100mileなんて完走できそうにない。
<エイド>
OSJなので、水と塩飴くらいしかない、と思っていたら、各エイドでオレンジ3切れ、バナナ2切れが提供されて驚いた。水分も水だけではくスポドリ(パラチノースやチャレンジャー)が提供されていて、新城トレイルとかに比べたらとても充実していると思う。
55km地点のドロップバッグには自分が入れたいものを入れておけるし、OSJを分かっている人にとっては補給で困ることはないだろう。OSJを知らない人や、ロードのマラソンしか知らない人は、基本、必要なものはすべて自分で用意する、という気持ちで臨むと良さそう。エイドで補給すればいい、と思っていると危険である。そもそも山だしね。
<必携品>
ストックはキャップして。
ドリンク500ml以上、行動食、レインウェア(上下)、ライト(点灯確認済み)、サバイバルシート、救急セット(ガーゼ、消毒液、絆創膏など)、携帯電話、携帯コップ(エイドステーション用)、熊鈴、テーピング用テープ(80cm以上×3cm以上)
<持っておくと良いもの>
・背中から日の光を浴びるので、首や膝のうしろにも日焼け止めクリームを塗っておくほうが良い。
・55kmのエイドからは、帽子はキャップよりもハットがよさそう。キャップの場合は、首回りにサンシェードがあるほうが良い。
・水は1Lあれば良い。すべてのエイドで水を満タンにして出発する。
87km地点にある最後のウォーターエイドからゴールまでが意外と時間がかかり、そこでだけは1Lだと足りなくなった。途中の湧き水を汲んで事なきを得たが、元気に走り切れる場合は、そんなに心配せずともゴールに着くと思われる。
<100km超の「ロング」で実感する身体の変化>
今回は、とにかく走れない、という残念な結果に終わってしまった。ちゃんと走れればontake100は14時間を切れると思ったので、来年度以降の宿題とします。コース自体は変化が少ないと言われるけれど、ずっと走れるコースで、レースに没入できるので、私には合っていると思えた。
そして今回、もっとも感じたのは、レース終了後の身体が、エネルギーや休息に対して敏感になる、ということ。50kmくらいでは疲れることはあっても、それ以上の感覚はない。でも今回は、レース後には、すこし寝るだけで足が回復する、とか、食べると元気になるとか、水分を身体が欲していることが分かるとか、そのような「身体の回復を実感する」ことを久しぶりに味わうことができた。
これは病みつきになる良い経験です。
そして真夜中0時スタートでは、星がとても綺麗でした。
星空を見ただけで、王滝村に来た意味があったと思えるほど。
さすが王滝村!
2025年6月23日月曜日
レース振り返り:2025年6月15日: SAPPORO★テイネトレイル2025スーパーロング50km
2025年6月6日金曜日
研究者の適正
2025年5月24日土曜日
レース振り返り:2025年3月15日:比叡山インターナショナルトレイル50km
2025年4月5日土曜日
レース振り返り:2025年3月9日:第3回びわこマラソン:フル
レース振り返り:2025年1月5日:2025東近江市新春マラソン大会10km
レース振り返り:2024年12月8日:第15回奈良マラソン:フル
レース振り返り:20204年11月10日:第48回水郷の里マラソン10km
2025年4月2日水曜日
レース振り返り:2024年10月27日:びわ湖バレイスカイラン:22km、2200mD+
2025年3月31日月曜日
感想:シンポジウム「次なる感染症危機への備え~新しい政府行動計画が目指すもの~」
2025年1月10日金曜日
医療機関や行政には「コロナ対応の訓練」ではなく「コロナの失敗を踏まえた訓練」が必要
2025年1月8日水曜日
申込期限2025/1/9:シンポジウム「次なる感染症危機への備え~新しい政府行動計画が目指すもの~」の開催について
2024年11月22日金曜日
レース振り返り:2024年10月13日:第32回日本山岳耐久レース(24時間以内)ハセツネcup
第83回日本公衆衛生学会学術集会、第81回全国保健所長会総会、都道府県等会長会議、に参加したメモ
2024年11月11日月曜日
レース振り返り:2024年9月28日:第5回比良びわ湖ビュートレイルラン2024
2024年11月7日木曜日
レース振り返り:2024年7月28日:余呉湖一周トレイル2024:21km
2024年11月6日水曜日
レース振り返り:2024年7月7日:第10回奥比叡・仰木棚田トレイルラン2024:27km
2024年8月6日火曜日
レース振り返り:2024年3月10日:第2回びわこマラソン:フル
15年戦争とコロナ対応の共通点
2024年3月19日火曜日
「MRワクチンの定期接種分がきちんと確保され、接種が続けられること」が最も大事
2024年3月12日火曜日
レース振り返り:2024年1月21日:第2回にしおマラソン:フル
隔離政策を中心に据えた日本の感染症対策を、いい加減、やめませんか?
2024年2月23日金曜日
病院コロナ対応、いま、どうしてる?
2023年12月2日土曜日
いち保健所設置市が「検査・宿泊・医療機関」と協定を締結することの可否について
2023年10月31日火曜日
レース振り返り:2023年10月29日:第1回余呉湖一周トレイル
感染症予防計画の独自性
2023年10月3日火曜日
健康危機管理における「公衆衛生に必要な人材」に対する「訓練」への提言(感染症対策を例に)
2023年9月29日金曜日
感染症対応の目標設定に関する思考実験(単なるメモ)
2023年9月21日木曜日
保健所が担う公衆衛生について
2023年9月20日水曜日
コロナの行政検査を継続とすることについて
2023年7月21日金曜日
そもそも論をスルーしてきた結果
「コロナになったら、5日間休んでもらうことになっている」
「だからコロナかどうか医療機関でPCR検査してもらってくるように」
「それまでは出勤停止」
と社員に言ってるところがある。
軽症で検査目的なので、医療機関は、当然、断る。
受診できない社員は、出勤できないから、困る。
だからって保健所に相談されても、もっと困る。
悪いのは、会社でも、社員でも、保健所でもない。
5類になったという「取り扱いの問題」でもない。
日本が「検査の適応」を話し合わずにスルーしてきた結果です。
「PCR検査を早期から沢山やれば予防ができる」としか言ってこなかったけれど、検査を沢山することは、何の律速にもならないし、予防にもならない。
だって検査はそもそも100%正しいワケじゃないし、無症状の人までいるのだしetc。インフルエンザの予防ですら「検査が大事」なんて言ってこなかったのに(むしろ臨床診断まであって、のべつ幕無しに検査してきたワケじゃないのに)、本当にどうしてコロナから「検査」を増やすことばかり言うようになってしまったの。
そもそも「どんな予防」をしたいのかによって「何が役立つか」が変わる。それに「どんな感染症でも100%予防する」ということが「生きていく上で正しい」ワケじゃない。
だからこれは
「何が感染症対策となって、何が重要で、どこまでやるか」という
そもそも論をスルーしてきた結果です。
2023年7月18日火曜日
diagnostic heasitency:検査適応の有無すら考えることを拒む医療
2023年7月7日金曜日
なぜ「医療の本来業務」を協定にしなければならないのか
2023年7月6日木曜日
実名報道を求める目的
2023年6月24日土曜日
エイズ拠点病院がHIV患者の初診を受けるための解決策
2023年6月23日金曜日
キリのない感染症対策がもたらす未来
2023年6月14日水曜日
【誤謬の指摘】結核・非結核性抗酸菌症を日常診療で診る:「就業制限と解除」の記載について
2023年5月24日水曜日
令和5年度第1回医療政策研修会への質問
2023年5月8日月曜日
レース振り返り:2023年4月21日~23日:Ultra Trail Mt. Fuji - FUJI 2023
記録:40時間43分42秒(うち休憩が約5時間半、うち35分寝た)
順位:男子総合926位/男子完走1461人中/男子出走2055人中/男子完走率71.09%(FUJI totalでは男女あわせて2387人出走で完走率70.67%)
1.2021-07-23 4100D Mount Trail - The4100D Mount Trail in NOZAWAONSEN 2021 Japan 62 km / 3270 m+ 12:32:15 ITRA point 3
2.2022-04-10 Okumikawa Power Trail - Okumikawa Power Trail Japan 68 km / 3390 m+ 13:07:53 ITRA point 3
3.Virtual UTMF 2021(1wkで160km走る):コロナによる特別ルールでITRA 6ポイント分に換算された
4.UTMF申込時点でのITRA Performance Index489、Best ITRA Score506
FUJIに出るための条件に「3年間に3レース以内でITRA10ポイント以上を獲得していること」という項目がある。
私がFUJIに出るために獲得したITRAポイント、および、申込時点でのperformance indexは上記の通り。コロナによる特別ルールでITRAポイントを満たしたことになっているが、この特別ルールがなければ実は「ITRA4ポイントを獲得する経験(100km前後)」が足りていない。その自覚があったので、申し込み自体にビビッていたし、私には本当に出走できる「資格」があるとは思っていなかった。2022年のUTMF終了後に、友人から「奥三河パワートレイル完走したんだから、virtual UTMFと新城を合わせれば10ポイント超えているよ、来年出られるよ」と言われて「えっ?そうなん?!」と知った次第である。
<大会前の練習記録>
2022/11 197km2375mD+
2022/12 163km3615mD+
2023/01 184km2330mD+
2023/02 179km4030mD+
2023/03 227km6306mD+
ここで言いたいのは「特別多く練習してきていたワケではない」ということ。よく50km走とか、100kmの経験とか推奨されるけれど、そんな練習はできなかった。この点でも「資格」があるとは思えず、自信はなかった。
2.必携品をすべて背負っての練習。
練習のために過去に時間を戻せるとしても、この2つを必ずやる。それほど「やっておいてよかった」と思っている。
寒い時期のナイト練は、UTMFの夜と状況がよく似ている。自分に合ったライトの装着方法や使い方、服のレイヤリングは、何度も試すと必ず改善する。私は厳密な「ナイト練」をやる時間がなかったので、2-3月の「朝練」で暗い間にライトを何度も試着した。
もし、ぶっつけ本番だったら、きっとストレスが3倍増しになっていたと思う。
1か月前にハーフマラソンの関門ランナーを務めたら、左股関節を痛めた。さらに大会1週間前に、山の中で左足を捻挫してしまった(かなり痛かった)。回復に努めたが、治りきらずにUTMF当日を迎えた。
だから、ゴールできるイメージなんて皆無だったし、スタートすること自体が憂鬱で仕方がなかった。開会式は盛り上がっているのに、私は全然盛り上がれず、第1ウェーブの号砲を聞いても、どこか他人事のような、信じられない感じだった。どんな走りになるか全く想像できず、ゴール想定タイムなんて考えられなかった。スタートのテープを触って、応援に泣きそうになって、ようやく「よし、行くか」と腹をくくった感じ。「次のチャンス」なんていつになるか分からない、今回やるしかない、とも思っていた。
それにしても、登りがキツイ。しかも周囲が速い。みんな歩いているのに速い。
一転して、熊森山からの下りは急斜面で、2-3回転んだ。暗くて足元が悪い、かといってまだ序盤だから足は変に元気だ。そんな具合だから余計な足さばきをしてしまったのだろう。2-3回は手をつくほど転んだし、痛めている左足もまた捻挫しそうになった。まだ50kmも来ていないのに、こんなところで怪我をしてリタイアなんて、残念すぎる。そんな考えが脳裏をかすめる。
・The North Faceの商品は、本当にすごい。ウエア上下、長袖、防寒着をそろえたが、よく考えられた良い商品だと分かった。値段が高いことだけが難点。
・コンタクトなので、目薬を持って行ったのは大当たり。砂埃が凄かったから、目薬がないときつかった。
・ワセリン必須!小分けにして持つ。陰部にも使える。内顆にも塗っておけばよかった。
・「アームカバーも途中で替える」という人がいた、これはナイスアイデアで、アームカバーも2枚用意するという発想はなかった。
<靴>
The North Face Summit Vective Pro 2023
(salomon pulsar trailを2nd shoesとしてdrop bagに用意したが、路面状況は良かったので履き替えなかった。)
レース直前まで中敷き2枚か1枚かで悩んで、結局2枚にしたが、不要だったかなと思う。今回はどうにも不安でカーボンプレートに頼ってしまった感があるが、柔らかい厚底は扱いが難しい。本当はsalomonのride系やgenesisを履いて完走したいと思っているので、次こそソリッドな靴で結果を出したい。
参加者でよく見かけた靴は、何と言ってもHOKAとAltra。この2メーカーだけで90%越えたんじゃないかと思う。salomonはpulsar trail proやglide、s/lab ultra 3、s/lab genesisを見かけた。Nikeはzegamaやペガサストレイル。ほかbrooksを覚えている。Vective Proはもっと多いと予想していたが、そうでもなかった。
<靴下>
R×L wild wool 弐。
足裏はまったく無傷でfinishした、この靴下は完璧。でも欲を言えばいつものruy speedで100マイル行きたかった。ひよってしまった。
<補給食>
・レース前2週間のコーヒー断ちも大成功だった。エイドで飲んだコーヒーは本当によく効いた。
<渋滞>
がっつり渋滞ではないが、送電線区間は、前後がゆっくり目に進んで、途中で止まるところもあった。これ以降は、ほとんど渋滞がなかった。
<寝ている人>
森の中で倒れてそのまま寝ている人を100人くらい見た。冷え込んでいたので、起きぬけに「寒い~」と言っている人もいた。過酷なレースだ。
<天気と景色>
晴れていたが、富士山がまったく見えなかった。そして寒かった。
覚えているのは夜の景色ばかりで、絶景ポイントはほとんど夜に通過してしまった。星も見えなかった。
<ダメージ>
なんと筋肉痛がない。直後は大腿がちょっと筋肉痛で「しゃがむ」のが大変だったけど、翌日にはそれもほぼ消失。足裏の皮が剥けたり、まめができたりすることもない。
しかし、靴擦れ、衣擦れ、打ち身の類がひどい。
100マイル後は足関節に浮腫がくると聞いているが、本当にその状態。走り終わって痛かったのは、この靴擦れ、水疱の部分だった。
<写真とゴミ>
・スマホで写真を撮影している人がいたが、レース中はそれどころではなく、1枚も写真を撮る余裕がなかった。
・「コースに落ちているゴミを拾うこと」もやりたかったのだが、すでに天子山地で余裕がなくなって、ゴミを拾ったのは麓エイドまでになってしまった。
<走り終わって気がついたこと>
・足が浮腫んで靴が履けなかった経験をして、ようやくリカバリーシューズの意味を知った。サンダルでもいいけど、100kmを越えるランニングでは帰りにも履ける物を用意しておくのがよい。
・前半は、この大会に出るまでに、家族に沢山の迷惑をかけてきた、そのことばかり考えていた。
・後半は、もうゴールすることしか考えないようにした。呪文のように「自分のペース。自分のペース。ゴールするんだ。」とリフレインしていた。
・「平地と下りは走ろう・全歩きはやめよう」と思っていたが、かなり歩いた。
・あまりに登りが走れないので、100マイルは、特にUTMFは、もう出場しなくていいかな、と思ってしまった。20~30kmくらいのショートで「最初から最後まで出し切る」レースがいいな、と思った。
スタッフの方は、勘所をよく分かっている。立っていてほしいところにスタッフがいて、言ってほしい言葉をかけてくれる。エイドのスタッフも本当に応援してくださって、何も不自由しなかった。UTMFは「選手、スタッフ、地元の人、みんなで作るもの」と聞いていたけれど、実際に参加して、その通りだと実感した。ありがとうございました。
レースとしての目標は、マラソンサブスリー、あとは10kmを40分切る、これが次の目標です。