このブログを検索

2023年12月2日土曜日

いち保健所設置市が「検査・宿泊・医療機関」と協定を締結することの可否について

いち中核市・保健所設置市ごときが
次のパンデミックに備えるためだからと言って

・検査会社との協定
・宿泊施設との協定
・医療機関との協定

こんなものを締結したら、どうなると思います?

「資源の奪い合いになる」んです。
だから、保健所設置市なんぞが個別に協定を結んではいけないの。

東京や大阪はいいですよ
都会だから検査会社にもホテルにも困らない数がある。
医療機関だって沢山ある。

でも、ほとんどの地方都市では、検査会社にもホテルにも限りがある。三次医療機関は、あっても1つ。

そんなところで「保健所設置市」だけが、資源を独占したら、その地域はどうなるか。独占したのに不足したら、その保健所設置市はどうなることか。

実際、検査会社からは「都市部以外では個別の対応はできない」って言われているし、ホテルだって医療機関だって奪い合えば足らなくなる。それはコロナで経験してきたことだ。

次のパンデミックに備えるには「協定」が最も大事だ、と思われているけれど、とんでもない。協定なんて、正直あってもなくても大差ありません、カタチだけの成果だから。(コロナでさんざん意味がなかった「確保病床数」と同じ)

そんなことよりも
「限りある資源をその地域全体でいかに分け合うか」が最も大切です。

そんな発想ないみたいだけど。

0 件のコメント: