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2024年11月22日金曜日

レース振り返り:2024年10月13日:第32回日本山岳耐久レース(24時間以内)ハセツネcup

レース振り返り:2024年10月13日:第32回日本山岳耐久レース(24時間以内)ハセツネcup

<距離>
大会発表:71.5km、約4582mD+
計測距離:65.15km、4492mD+

<記録>
15時間54分49秒

スタート 0:01:04
第一関門 4:41:39(浅間峠)
第二関門 9:18:39(月夜見)
第三関門 13:47:55(長尾平)
FINISH  15:54:49

71.5km男子40代で234位、71.5km男子男子総合で560位

出走者数 : 1,818名 (男子 1,583名 / 女子 235名)
完走者数 : 1,503名 (男子 1,299名 / 女子 204名)
完走率  : 82.7%

<靴>
nnormal tomir2.0 2024

靴は通常26.5cmを選ぶが、大きめなので26.0cmのサイズ。それでも下りでつま先が靴に変な当たり方をしていることに気がついて、ひょっとしたらこれでも大きいのかもしれない。
機会があれば25.5cmを履いてみたい。靴ひもはsalomonのようにシューレースタイプにしてほしいなあ。

<あってよかった装備>
手袋:寒くなくても、持っていたほうが良い。ほとんどが夜のレースなので、指先を冷やさないことはメンタル的にも大切です。
ライト2つ:腰ライトと、ヘッドライトの2個使用は明るくてとても良い。
目薬:コンタクトの人は必須です。エイドや関門で止まるとき目薬をさすとリフレッシュできます。

<水分>
スタート時に持った水分:3L(胸ポケットに500ml×2本、背中のハイドレーション2L)
月夜見での補充:1.5L(主催者から配られる)この時点で1Lの余り
綾広の滝での補充:2L
ゴール時の余り:1L
・合計摂取水分量:5.5L

ハセツネは何と言っても水!大会ルールで1.5Lの水しかもらえないので、その他で必要なものはすべて自分で持っていく必要がある。
月夜見から綾広の滝までは、2Lほしい。つまり、月夜見到着時に500mlは予備で余っていて、エイドで1.5Lもらうと良い。逆算するとスタート時に3Lは必須で、もっと暑いなら3.5L必要。4Lは要らなさそう。
そして、月夜見までに水の残りを気にせずに、恐がらずに「ちゃんと飲む」というメンタルも必要。

そういえばスタート時にMCの人が「みなさ~ん、水をちゃんと持ってますかあ?」なんて聞くから「いま聞かないでよ(笑)」と思いました。

<カロリー>
スタート時に持ったカロリー:3700kcal(そのうち水分に溶かすタイプ:2090kcal:チャレンジャー3袋、ロクテイン5袋)(ジェル系は、カロリーメイトゼリー4袋とジェル8つ)
ゴール時の余り:850kcal(そのうち水分に溶かすのはロクテイン1袋)(ジェル系は、カロリーメイトゼリー2袋とジェル2つ)→ジェルが余るのは仕方がないとしても、カロリーメイトゼリー2袋は不要だった。
・合計摂取カロリー量:2850kcal

<走り>
・率直な感想としては、第一関門の浅間峠まで、ちょっと時間かかっちゃったなー、渋滞に巻き込まれるのは仕方がないにしても、結果として自重しすぎた。渋滞が思いのほか長かった。そしてザックに入れたハイドレーションから水が出なくなって、その調整に手間取った。次に走るときは、第一関門まで遅くとも4時間は切りたいところ。
ただ「最初に飛ばし過ぎない、渋滞を回避しようとしすぎない(どうせ渋滞するから)、後半しっかり走れるように前半は余力を残す」というスタンスは、良いと思う。

・今回はポールOKだったので、浅間峠以降はポールを使いました。ポールがあって良かった、ポールがなかったら1時間は遅くなってたかも。トレーニングの積み重ねに不安がある人はポール推奨。でも本当に速い人はポールなしで走る。

・浅間峠から月夜見まで、気持ち悪くなって2回ほど横になった。月夜見で水分補給したら、一気に回復!して、気持ち悪くなったのは脱水のためだったことを知った。水が無くなることを恐れて、飲まないでいると、脱水になって走れなくなるので、この環境下でもしっかり水分摂取することが必要。

・月夜見以降、綾広の滝までは、水の心配ばかりしていた。綾広の滝でしっかり補充できれば問題ない。

<レース前に必ずしておくこと>
練習で、すべての荷物を背負って走ること。
100マイルと同じだが、ハセツネの方が荷物が重くなる。
「山」と「自分」と向き合うレースなので、準備をしっかりしておくこと。

<ゴミ>
自分が出したゴミは全部自分で持ち帰る。それは山のルールとして当然なので、ハセツネのエイドで捨てられないことは、仕方がないと思います。ですから自分のゴミは最初から最後まで持っていくつもりでした。
でも「途中で拾ったゴミ」もエイドで捨てられなかった(断られた)のですが、これもやはり競技としては仕方がないのでしょうか。

今回、山中では、かなりのゴミを見かけました。そして全部はムリでしたが、なるべく拾うように心がけました。
「自分のことは自分でやる」というハセツネの精神から、エイド等ではゴミを回収しないというのも1つの姿勢で、これは理解できます。
一方で「山の環境を守る」のも皆が大切にしていることで、エイド等でもゴミを回収するようにして、ランナーにはむしろ積極的にゴミを拾ってきてもらう、という方法でも良いのではないか、と思えたのです。

なぜなら、エイドで捨てられないのに、拾ったゴミが意外と多くて、せっかく拾ったゴミを落としそうになってしまったからです。

私がゴミを拾うのは、単純に「山の中にゴミが落ちているから」という理由が一番ですが、レースでは「知らない間に自分も落としている可能性もあるから」という理由もあります。「お互い様精神で、選手は拾いながら走るから、エイドでも回収する」というのも、1つの方法かもしれない、と思いました。

簡単に「回収」といっても、エイドや関門の運営は大変なので、ゴミの回収をするとゴミが増える、作業も増える、と思います。一方で、レース中に見た「落ちているゴミの多さ」を思うと、それが選手が落としたものにせよ、ハイカーが落としたものにせよ、ちょっとそのままにしてはおけないな、と思う量でした。
ゴミ袋を持って走っても良いのですが、それをするならレースに出る必要はなく、目的がちょっと違う気がしますし…。
エイドでゴミを回収していただけなかったのは、私の聞き方が悪かったのかもしれませんが、ハセツネが今後もレースとして続けられることを願っている一人として、レースでのゴミの取り扱いについて、意見を残しておきます。

<レース終了後>
初めてトリッパーズに寄ることができました。
なんとハセツネ参加者は10%オフにしてくださったので、地元では買えない補給食やドライバッグを買うことができました。

<ダメージ>
最初にかなり自重した、そして攣らないようにしたのもあって、ほぼ筋肉痛なし。

<全体の感想>
サバイバルな感じだけど、そこを上手くやり繰りする楽しさはありますね。
コースも走りやすくて、楽しかったです。
心残りは、ゴール後に風呂に行くバスに間に合わなかったこと。あと1時間早くゴールできれば、風呂も行ける。次こそ。

ゴール後のラーメンが染みました。

関西からハセツネに行くには遠いけれど、夜じゅう走るために宿泊なく行けるので、土曜日始発の0泊2日で日曜の午後には帰ってこられるのも魅力です。

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