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2024年8月6日火曜日

15年戦争とコロナ対応の共通点

現在92歳で、学童疎開と大阪空襲を経験された方の話を聞いてきた。

「戦争が終わった時に"一億総懺悔"と言われた。でも自分が生まる前から日本は戦争をしていた。そして疎開したり、空襲にあったり、友人を亡くしたりした。それなのに、戦争が終わって、今度は国から"懺悔だ"と言われても、なんで自分が謝らなければならないのか、と子供心に腹が立った」

「小学校低学年の頃の国語の教科書には、日本は神の国だなんて書かれていなかったが、数年もすると日本は神の国だ、と変わっていった。」

「あと10年もすれば、戦争の本当のことを語る人はいなくなる。自分も含めて、あと10年も生きられない。そうなったときに、日本が戦争に進んでいってしまわないか、と心配している」

・・・いや、ほんと、その通り。

戦中は、戦禍を強調しつつ、「一億一心」とか「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」とかのプロパガンダで、画一的に国を統べようとした。
敗戦しても、なお、一億総懺悔と、また画一的に述べられた。

誰かの都合で、誰かが勝手に決めたことを
北から南まで、日本中どこでも同じようにやらせてしまう。
それが失敗の元だ、と思っている。

そして、これはコロナ対応も同じだった。
だからおそろしい、と思っている。

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