【開催方法】Zoomを利用したストリーミング形式(ライブ配信+質疑応答)
※ 後日、厚労省YouTubeチャンネルにアーカイブ動画を掲載予定。
【日 時】令和5年5月18日(木)、19日(金)、24日(水)、26日(金)
【 テ ー マ 】第8次医療計画の策定に向けたポイントー医療計画作成指針よりー
【 対 象 者 】
・都道府県の医療政策(医療計画、地域医療構想、医師確保等)担当者
・指定都市、中核市等保健所設置市、特別区の医療政策担当者
・都道府県医療審議会の委員
・地域医療構想アドバイザー
・医師会等の関係団体や大学等に所属する公衆衛生等に係る有識者 等
<質問>
既出の質問でしたらすみません。
「一次医療圏の医療体制の評価・整備」は、二次医療圏ごとに協議し、医療計画の中に書き込まれるのでしょうか。
4市町で構成される当医療圏では、徐々に一次医療圏の医療提供が困難になりつつあり、二次医療圏の各分野に影響を与えつつあります。
ただし、いまは「一次医療圏の医療体制の評価・整備」を話し合う場がありません。一次医療圏の土台が崩れようとしている中で、二次医療圏の全体像ばかり話し合っても、医療提供が維持できるのか疑問に思っています。
ぜひ「一次医療圏の医療体制の評価・整備」を、二次医療圏ごとに協議し、医療計画の中に書き込んでほしいと思っています。
以下に、簡単に現状を説明します。
当医療圏では、一次医療圏の医療提供がマイナー科や救急などで先細っており、内科ですら新規開設が少ない現状があります。
救急を例にお示しします。
A市:耳鼻科、眼科、産婦人科、小児科の一次救急を維持することが困難になってきた。県外からも医師を呼んでいる。内科の一次救急も10年後に維持できるか分からない。
B市:休日夜間は全科で時短した。患者が三次救急に集中してしまい、患者をA市の三次救急に出さざるを得ない。
C市:すべて二次救急の病院で対応しているが、この病院1つに頼っている。
D市:一次救急は在宅当番医制だが、穴が開きつつある。平日夜間の診療をやめたい、という話もある。今後10年を考えると、閉院する医療機関も出てくるので、一次救急を在宅輪番で続けることはできないと思っている。患者はA市に流れるだろう。
全市:現状、二次救急の病院群輪番制を維持できなくなりつつある。
医師の偏在を例にお示しします。
A市:医師数は多いが、開業医の高齢化が著しい。
B市:医師数はそこそこ。
C市:医師数は少ない。
D市:医師数が少ない。新規開業はまったく見込めない。
全体:1つの二次医療圏として医師が充足しているように見えても、中身を見ると充足している地域、不足している地域の差が大きく、これが二次医療圏内の医療体制に影響を与えている。
救急に限らず、このままいくと、10年後には4市町の中で医療提供できない科が複数発生すると危機感を持っています。
解決策はいくつか考えられます、医療提供を広域化する、あるいは、4市の病院・救急等の機能を見直して集約する、などです。
ただ、これは大きな話なので、二次医療圏で協議する必要があると思っています。
地域医療構想、外来医療計画、医師確保計画、救急医療、小児医療、新興感染症医療すべてに関係するので、医療計画の中で「一次医療圏の医療体制の評価・整備」を協議できるようにしてください。
・・・
質問させていただいた「一次医療圏の医療体制の評価・整備」は、「外来医療計画」に最も関係するかと思ったので今回ここで質問させてもらったのですが、場違いでしたでしょうか。協議の場としては「地域医療構想」で話したほうが良いですか?
我々としては、危機感は抱いているものの、県が定める医療計画の中で、「一次医療圏の医療体制の評価・整備」という医療圏共通の課題をどこで協議すればいいのかが分からずに困っています。
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