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NHK首都圏news web 03月11日 20時40分
女性は、今月1日に大阪府ではしかの感染が確認された20代の男性と同じ飛行機に搭乗して先月、UAE=アラブ首長国連邦から帰国していました。
このため、健康観察を受けていたところ、今月8日に、滞在先の都内で発熱や発疹の症状が出て、その後の検査で感染が確認されました。
現在は入院していますが、回復に向かっているということです。
-----引用おわり-----
はあ。
また大騒ぎ。
旅行者に「公共交通機関で帰れ、とは言えず、ホテル泊継続もNGで、コロナのような宿泊施設もない、移動手段もないから、隔離を継続するには入院させるしかない」ってところだろう。
麻しんの侵入門戸が「このケース1つだけ」なら、厳重な対策に意味はある。でも、コロナで繰り返してきたけれど、感染症なんて履いて捨てるほど他から入ってくる。それなのに、目に見えるところだけ「対策してるフリ」を続けざるを得ないのはなぜ?海外から入ってくるほうをフリーにしておいて、入ってきてから騒いでも、限界があることくらい分かるでしょう。コロナでやったじゃん。
保健所は麻疹が出たら「すぐ動く」けれど、それは別に個人を隔離することが目的だからではない。「接触者のうち、MRワクチンを打ってない人に3日以内に接種を促す」ために、我々はすぐ動くの。それしかできることがないから。
本当に、MRワクチンを推進することしか、できることはないから。
「公共交通機関は使うな」なんて、1つのケースに言ったところで、他から入ってくるんだから効果ありません。すぐ動くことで「接触者をできる限り減らす」なんて絵空事です。疫学調査を実際にやってみればすぐわかる、すべて後の祭りだってことがすぐわかる。
「一番の目標は、再び土着することを防ぐこと」とも聞く。一見もっともらしく聞こえるが、一体どれくらい麻しんが入ってきたら再び土着するのか、麻しんの流入を防いでないのに「診断ついた分だけ対応する」のって意味あるのか、基本的なQAを聞いたことがない。
土着を防ぎたい、それはそうです。麻しんは感染力が最強です、疫学調査や報道発表の意味がないほど、強力です。だから、本当に力を注ぐべきは「MRワクチンの推進」です。だから、「調査と隔離」に偏った対策は、公衆衛生の資源の使いどころを間違えていると思います。
麻しんの報道発表もひどい。
本当は「不特定多数に感染させた疑いがあるけど、接触した個人を特定できないから、発表する」、これで十分なはず。でも最近は「麻しんが出たから発表する」という自治体もある。何の注意喚起にもならないのに「バイトしてた、旅行者だった」という情報まで付けて出す自治体もあります。
上記、ぜんぶコロナで繰り返してきたことです。
隔離政策を中心に据えた日本の感染症対策、いい加減、やめませんか?
それから検査はもうコマーシャルベースでやれるようにしてほしいです。
本当に欲しい対策は「MRワクチン未接種者は、いつでも無料で接種できる」ことです。
最低でも「接触者のうちMR未接種と判明した人は、日本中どこにいても無料で接種できる」ことです。
これは、市町村や各保健所に任せていてはダメな話です。
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