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2023年9月20日水曜日

コロナの行政検査を継続とすることについて

・事務連絡:新型コロナウイルス感染症の令和5年 10 月以降の医療提供体制の移行及び公費支援の具体的内容について

事務連絡にいちいちツッコミを入れることに疲れておりますが、日本の感染対策が相変わらず「クラスター対策」「ハンマー&ダンス」なので、改めて指摘しておきます。
このような対策は、役に立たないどこか、感染症発生時の医療提供体制を維持していく点において、有害であることを申し添えます。

<事務連絡p34>
「なお、特にクラスター対策などの場面では、早期に感染状況を把握し、その後の感染拡大をなるべく防止する観点からも、行政検査の迅速な実施が重要である。」

<ツッコミ>
・3年やってきた「クラスター対策」の有効性はそもそも不明です
・コロナは「早期に感染状況を把握」することが役に立つ疾患ではありません
・検査が感染拡大を防ぐワケではありません
・検査の手段は行政検査だけではありません
・そんなに早く検査したけりゃ、検査キットを自分で用意すればいい

何度も言っている通り
コロナ対応の目標設定が間違っています。
目標は「感染を早く見つけること」でもなければ「見つけて叩いて感染連鎖を断ち切ること」でもありません。これは「不可能で意味のない目標である」ことを認めて、3年分の反省をしなければなりません。

この事務連絡に限らず、他にもツッコミを入れたい内容は沢山あります。

たとえば
なぜ未だに「コロナ患者」というだけで「入院させたら病院に毎日補助金が出る」のでしょうか。もともと入院していた患者が院内感染でコロナになっても、同じように病院に対して補助金が出るんやで?院内感染は防ぎようがないし、検査すれば患者は出るし、もともとの保険診療の収入はあるのに。

・重症度ではなく検査結果で入院の可否が決まる
・病床の空き状況ではなく補助金の有無で受け入れが決まる

こんな医療提供体制、おかしいと思うんですけど、ね。

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