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2016年12月13日火曜日

読書:となりのイスラム

私はイスラム教のことを全然知らないし、イスラム教徒のこともよくわからない。イスラム教徒の人に会うことはあって、お話することはある。でも分からないことが多いので、知る取っ掛かりがないから本を借りてはみるものの、読み切れずに返却する、ということを繰り返していた(難しい本が多いので…)。

そんな中で、この本は、読んでよかった。知りたいことが書いてあった。
そして、イスラムの考え方は、私はとても好きだな、と思えた。

さらに、最近のイスラムの成り立ちや、生じた歪みについても
著者の思いや、やりきれなさが、よく分かって、よく理解できた。
私も、予断を持たずに、イスラム教徒の人に接していきたいし、広めたいと思えた。
とてもありがたい本だった。
この本、英語やアラビア語に翻訳されたら、とても良いんじゃなかろうか。

私が、これは良い考え方だ、と思えた部分は以下。
特に「成功を自分の実力と思わないこと」という部分は、ちょっとイスラム教をうらやましく思うほどであった。

---以下、「となりのイスラム」からの引用。---
・商売は良いときもあれば悪いときもある・・・(中略)・・・うまくいって儲けたからといって自分の才覚で儲かったと思うな
・「勝ち組だけが残って負けたら退場しろ」・・・(中略)・・・これはイスラム的には受け入れがたい考え方です。負けたらそのときにはみんなでお金を回して助ける、そのお金は買ったほうが負担するべき、だから負けても勝っても神の御意思であって自分の才覚とも責任とも思うな。
・イスラム教徒の姿を・・・(中略)・・・まとめておきましょう。
①人間が一番えらいと思わない人
②人と人とのあいだに線引きをしない人
③弱い立場の人を助けずにはいられない人
④神の定めたルールの下では存分に生活をエンジョイする人
⑤死後の来世を信じて、天国にいれてもらえるように善行を積もうとする人

タイトル となりのイスラム
副書名 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代
著者 内藤 正典 /著
出版者 ミシマ社

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