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2026年10月9日金曜日

レース振り返り:2026年9月21日:信越五岳トレイルランニングレース100mile

レース振り返り:2026年9月21日:信越五岳トレイルランニングレース100mile


<記録>

32時間40分44秒(制限時間33時間)

男女総合282位/完走323人中/出走747人中

完走率:43.2%


<距離>

大会発表:163km 累積標高:7100m 

大会GPX:162.1km 累積標高:6918m

走行実測:161.4km 累積標高:6780m(coros vertix2)


<出場までの経過>

・信越五岳を知ったのは5年以上前で、いままで何度かエントリーを試みたものの、クリック合戦で敗けていた。その過程で「110kmよりも100mileのほうがエントリー受付終了までに少し時間がかかる(エントリーしやすいかも)」ことを知った。今回は最初から100mile狙いでエントリーしたところ、「宿泊なしプランならエントリー可能」だったので、登録した。エントリー完了したときには、正直、「あれ?通っちゃった?」と信じられない気持ちで、実感は湧かなかった。2026年4月の出来事だった。

・信越五岳の100mileは制限時間が厳しいと分かっていたので、完走できるかどうかは半信半疑。2023年に走ったUTMFは40時間かかり、そのうちエイドに使った5時間を引いたとしても、信越五岳の33時間には足りない。だから走力で補うしかない、これはエントリー時点で分かっていた。

・lake biwa100に出場するには、itraの100mileカテゴリーで500ポイント以上が求められるが、私はまだそこに達していない。そこで信越五岳の100mileで完走してitraポイントを上げたいという狙いもあった。


<大会前の練習記録>

2026/4:198km 5212mD+

2026/5:266km 10129mD+ (aso volcano出場)

2026/6:200km 2508mD+

2026/7:238km 4220mD+

2026/8:350km 5661mD+

2026/9:163km 3808mD+(ナタショウ出場。信越五岳前の記録。 )


信越五岳の準備レースは、5月のaso volcanoと、9月のナタショウ。本当は7月にもレースに出たり、試走に行ったりしたかったが、時間がとれなかった。

「暑さ対策」を意識していたので、8月は距離よりも「短時間でパッと終わる練習を"毎日"」やることを意識した。実際、8月に走った日数は30日に達した。

2026年4月からを振り返ってみると、そんなに多く練習したワケではないと分かる。せめて毎月300kmほしいと思うが、今回はこれ以上はムリだったとも思う。


<前日~当日に心掛けて良かったこと>

・体調の良い状態でスタートを迎えるために、2週間のカフェイン抜き、アルコール抜きを実施した。その上で、長距離移動があるので、スタート会場近くの宿に前泊した。可能な人は前泊したほうがいい。

・信越五岳セミナーで石川さんが言っていた「余計な事をしない」をとにかく守ろうと思い、実際にこれが一番良かった。前泊でも緊張して寝られないとか、時間があるからyou tubeやテレビを見るとか、そういうことをしたくなる。でも全部やめて、夜9時半には就寝した。レース当日も受付を済ませたあとは早々に移動して、車中で極力休むようにした。多少の緊張もあり、ずっと睡眠をとっていたワケではないけれど、余計なことはしなかった。本当は受付会場で写真を撮りたかったけれど、行列ができていたので、あきらめた。おかげでレース中に眠たくなることはなかった。


<靴>

nnormal tomir2.0 2024(スタート~黒姫までの99km)

nnormal kjerag2.0 2026(黒姫~フィニッシュまでの64km)

「kjerag2.0」が素晴らしかった。ラグは深くないのに、滑りそうな石でも滑らないし、安定しているから安心して足を任せられる。唯一「値段」がネックだけど。


<ポイント通過時間とエイド所要時間、エイドで食べたもの>


<持参した補給>

・食べ物:カロリーメイトゼリーと魚肉ソーセージだけを持ち、どちらかを1時間に100kcal摂取するだけで「ジェルは一切使わない」ことにした。 やはりロングトレイルではジェルは使わないほうがいい。結果、最後まで気持ち悪くなることなく、むしろお腹はペコペコになってエイドでしっかり食べられる状態で、最後まで行けた。

・飲み物:600mlボトル2つ。1本にはtop speed のultra mineral tabletを3粒いれ、もう1本にはgu roctaneのsummit tea(カフェイン入り)をいれる。スタート後、ultra mineral tablet はエイドにあったメダリストのクエン酸飲料で2粒いれる。これで飲み物からもカロリーを摂取することができた。

足攣り対策として、水分摂取が不足しないように努めたところ、対応が奏効し、足を攣ることはなかった。やはり水分摂取は大事だ。


<長野県の山とトレイル>

・今回はなにより「豪雨」のレースで、長野の山の保水力がハンパないことを思い知らされた。雨が上がったあとも、山の中は水が豊富で、標高が高い山中であっても至る所に川ができて、山中では水が流れる音ばかり聞こえた。トレイル自体が川になって、木道が水で完全に浮いている場所や、腰まで水に浸かるような場所もあった。暗くて見えないけれど、トレイルのすぐ隣に雨のせいで川ができて音が聞こえる場所もたくさんあった。

・トレイルはぬかるみだらけで、復旧はムリだろうと思ったほど、道は大量の泥と化していた。トレイルの元の姿が分からないけれど、普通の登山であれば絶対に進まない状況になっていたので、来年度以降も大丈夫なのか、スタッフの人たちは復旧に苦労するだろうなあ、と思った。


<ドロップバッグの使い方>

・ドロップバッグは、アパ53km地点と、黒姫99km地点に設置できた。補給食は数を事前に準備して入れるが、靴、靴下、ウェアは、天候を見て替えるタイミングを計る。

・アパ53km地点:「まだ雨が降っている」ことを想定して、靴や靴下は替えない。上のインナーとシャツは着替えた。

・黒姫99km地点:靴と靴下を交換。上のインナーとシャツも交換した。手袋、アームカバーも着けた。


<持っていて良かったもの>

・腰ライト:ライトは基本的にヘッドライトと腰ライトの2つを同時に使うスタイルで走った。天候から霧が出ている区間も長く、ヘッドライトで照らしても光が霧散してしまい、かえって前が見にくい。そんなときは、ヘッドライトを消して、腰ライトだけにすると、光が霧散することもなく、とても快適に走ることができた。

・手袋、アームカバー:分厚いものでなくてよいので、少し寒くなった場合に念のため持っておいた。これが2日目の夕方からとても役に立った。

・薄いウィンドシェル:これも分厚いものでなくてよいが、濡れたレインをずっと着ていたら冷えてしまっただろう。レインはザックにしまい、薄いウィンドシェルにしたら、ちょうどよかった。もしシェルがなかったら、戸隠あたりでは寒さで震えていただろう。


<走り:全般を通して>

・正直、細かなことは、あまり覚えていない。エイドの順番や名前は、レース前に覚えきれなかったし、関門も覚えられなかった。そんなことを覚えるより、とにかくレースに集中して、進むしかないという状況だった。

・希望としては、2日目の夜中1時くらいまでにゴールしたかった(30時間前後)が、33時間かかることも想定していた。そして、実際に33時間ギリギリになった。

・2日目の昼間も走ったはずなのに、夜があまりに長く、印象が強烈だったので、日中に走った記憶があまりない。そして走っているそばから「さっきどんなコースを走ったっけ」と忘れるほどで、エイドの名前も気にしていられなかった。

・「33時間ギリギリ」になったのは、最初から計算していたワケではないし、走りながら調整できたワケでもない。とにかく完走すると自分に言い聞かせて進んだら、結果的にギリギリでゴールできた、ということ。制限時間が絶妙なセッティングだったということ。以前、奥三河パワートレイルを走ったときも、制限時間に間に合うかどうかハラハラしていた気がする。石川弘樹さんプロデュースのレースだからかな、と走りながら感じた。

・今回は、「間に合うかどうか」ということが、ほとんどずっと頭の中を支配していた。前半の悪天候とぬかるんだトレイルがあまりに厳しかったので、「これでもしDNFになっても、完走できるイメージがまったく持てない状態になって、二度目のエントリーはしないだろうから、今回はぜったいに完走しなければならない」と思っていた。「間に合うか?」「絶対に完走したい!バックルもらうぞ!」この2つばかり、頭の中で繰り返していた。


<走り:スタート~アパまで>

・スタート時は、いつもの通りテンション低め。石川さんも「スタートで興奮してペースを上げないように」と言っていたので、ちょうど良かった。大雨の中で花火が上がるのを初めて見て綺麗だったけど、1つ2つ仰ぎ見るくらいにして、あえて「感動しない」ように心がけた。

・スタートからの大雨は、アパに着くまで続いた。その結果、山は水を含み、道はぬかるみ、足は膝下まで泥に浸かり、下りは転んだままお尻で滑ったほうが早く進めると思えるほどだった。私が転んだところに他の選手の足が来て手を踏まれたこともあったな。

・時間を気にしないレースであれば、この豪雨はアドベンチャー感があって楽しいもので、貴重な経験をさせてもらったと前向きになれると思った。ただ、どう考えても制限時間が頭をもたげる状況で、バンフ(19km地点 )に着いた時には「制限時間が延長される措置はないのか?」と思ったほど、周囲の進み具合は悪かった。赤池(33km地点)に私が到着したときは、係の人が「まだ2/3の選手がたどり着いておらず、山の中にいる」と言っていたが、完走を目指すならすぐ次に進まなければ間に合わないことが明らかだった。あとから振り返ると、やはりアパ(53km地点)までに、200人以上がリタイアしている。あの天候とトレイルの状況では、当然の結果だなと思った。 

・とはいえ、冷静に考えると制限時間の延長はムリで、大会は予定通りに進めるしかない。なぜなら、ゴール地点のバス運行や、翌々日の表彰式まで時間が決まっているからだ。「時間延長の特別措置はありえない。だからどのような状況でも進むしかない。」と思っていた。


<走り:アパ以降>

・練習でも、レース前日も、アパに至るまでも、やれることは全部やったし、たとえばこれ以上ペースを上げるとかはムリな状況だった。だから「もしこれでどこか関門アウトになっても、仕方がない。だから関門アウトになるまでは、とにかく前に進む。自分の意思では絶対に止めない。」と思うことができた。

・アパに着いて空を見上げたら星が出ていた。これ以降は雨が上がると読んで、レインをしまい、ドロップバッグから上だけ着替えたところ、これが大当たり。せっかく着替えたのに、濡れたレインを着ていたら、身体が冷えてしまうところだった。

・太陽が昇ったが、明るい時間の記憶がない。コースを覚えていなかったので、「チャンピョンゲレンデ」がどこなのかも分からず通り過ぎた。

・「上り」は確かにあるが、全体的には下り基調で、それは後半になっても変わらなかった。

・私設エイド?で、石川弘樹さんがいらっしゃって、応援してくれた。これが本当に嬉しかった。パワートレイルのときもゴール前の参道に弘樹さんがいてビックリしたなあ。

・エイドに着くごとに、お腹がペコペコだったので、腸の調子は良くて助かった。「ジェルを一切使わない」のはロングトレイルでは良いようだ。お腹がすき過ぎないようにするために、補給は「米」でも良いかもと思った。


<走り:戸隠スキー場~飯縄林道~フィニッシュ>

・後半になると、山の中の1kmが、信じられないほど遠く感じた。スタッフがいろいろな場所で「エイドまであと3kmです」「あと1kmで下りは終わりです」とか言ってくれる。普段ロードの3kmなんてすぐだし、1kmなんて5-6分なのに、山の中の1km、2km、3kmが、途方もなく遠く感じた。

・戸隠スキー場:夜中だが、このエイドでは蕎麦を5-6杯食べたほど、お腹が空いていた。そして寒かった。ウィンドシェルやアームカバーをしていなければ、寒さで動けなくなってリタイアしていたかもしれない。そして、あまり長く滞在しているとゴールに間に合わなくなるという自覚もあった。

・飯縄林道:ここまで来たら、もう最後はゴールに向かうだけ。ただし、ホッとしてはいけない。「飯縄林道からゴールまで2時間もかからない」とスタッフが言って、それを聞いて安心している選手がいたが、不必要なエイドの滞在がDNFの原因になる。そう思って、休憩することなくエイドを出発した。

・フィニッシュ前:時計が示す「残りの登り」は0mになったのに、まだ登っていると感じる。ゴールまでの距離もないはずなのに、まだ着かない。GPXが示す距離を当てにしていると、最後の最後でゴールまで実はもう少しあって「間に合わなかった」ということが起こりそうだと思った。だから、ゴールしたければ、本当に最後の最後まで気を抜いてはいけない、あきらめてはいけないレースだ、と感じた。


<フィニッシュ後>

・フィニッシュ会場は熱気に包まれていて、ゴールした安堵感で満たされたが、休憩できる部屋に一度入ってしまうと、外が非常に寒く感じられ、ブルブルと震えていた。足が痛くてトイレに行くのも億劫なので、水分は摂らず、ドロップバッグを回収して早々にバスに乗り込んだ。

・スタート地点近くに停めた車に戻り、朝6時過ぎまで車中で仮眠した。ホテルの風呂が使えるようになってから、風呂で汚れを落とした。

・表彰式およびバックル贈呈式の会場駐車場でまた仮眠。バックル贈呈式では、パワートレイルのTシャツを身に付け、石川弘樹さんに直接感謝の意を伝えることができて、1つ目標を果たすことができた。

・ゴール前までは「絶対にバックルもらうんだ!」と思ってそれが完走の励みになっていたのに、いざバックルをもらってしまうと、レース中の物欲はどこに消えたのかというほど。人間の感情は不思議だ。

・完走者には、後日、フィニッシュ時間が書かれた木製パネルが送られてくることをあとから知った。これは嬉しい誤算だ。


<ダメージ>

首の痛み、後頭部の痛み、脇の擦れ、前腿の筋肉痛(ひどくはない)、足趾3本の爪が剥がれた、足首の水ぶくれ。

・首の痛み:豪雨でトレイルが悪くて、ずっと足元ばかり見て同じ姿勢だったからか、首の後ろが痛くなり、首が回らなくなった。

・後頭部の痛み :帽子とヘッドライトの締め付けのせい

・脇の擦れ:テングバームを塗ったが、アームカバーをしたあとで脇が擦れるようになった。アームカバーをどこまで上げるか、工夫が必要だ。

・前腿の筋肉痛:ゲレンデの長い下りで使いすぎた。フォームの問題。

・足趾3本の爪が剥がれた:両小指趾は、長時間湿って、ふやけて、靴ずれを起こした。左拇指は、爪が長くて、靴に当たってしまい、爪の中に血豆ができた。足のケアをもっとやる必要がある。

・足首の水ぶくれ:今回のダメージで一番重症だった。原因は、泥が靴下の中まで入り込み、表皮と擦れてできたもの。エイドには足を洗う水が用意されていたのに、靴下の中までは洗わなかった。後半徐々に足が痛くなってきていたが、あとから思えばこの痛みだった。選手の中には、エイドで足をきれいにして、泥も落とし、ドライな状態を保っている人もいた。私は膝まで泥に浸かっても、そのまま放置していたし、黒姫でせっかく靴下と靴を新しくしたのに、そこであまり泥を落とさずに靴下を履いた。その結果、泥が乾いても靴下の中で皮膚と擦れ続け、傷つけることになった。


<写真とゴミ>

2023年のUTMFと同じく、レース中は写真を1枚も撮る余裕がなく、ゴミを拾う余裕もなかった(幸い、ゴミはあまり見かけなかったけど)。自分でも「余裕がない」という自覚があって、写真とゴミ拾いは諦めた。


<フィニッシュするために最も大事なもの>

・事前に大事なもの:周到な準備と、前日~当日に余計なことをしないこと

・当日に大事なもの:エイドは通過するところ。最後まであきらめないメンタル。


<次回、走るときに改善したい点>3つある。

1.あまり後ろからスタートしない。スタート後に抜かれることは気にせず、臆せず前のほうに並ぶ。

2.足についた泥をエイドで洗い流し、できれば足はドライに保つ。

3.エイド滞在時間の短縮(合計1時間30分以上かかっている・・・)


なによりも1と2を改善できるだけで、レース運びはかなり異なるものになったと反省している。

2026年9月13日日曜日

レース振り返り:2026年9月6日:第4回ナタショウトレイルランニングレース

レース振り返り:2026年9月6日:第4回ナタショウトレイルランニングレース

<記録>
5時間36分27秒
総合75位/完走316人中/出走329人中
完走率96.4%(制限時間は10時間もあるとはいえ、完走率が高い!)

<距離>
大会発表:約35km 累積標高:約2000m 
大会GPX:35.21km 累積標高:2062m
走行実測:34.4km 累積標高:2080m(coros vertix2)

<靴>
nnormal kjerag2.0 2026

<エイド通過時間>
A1:頭巾山入口 7,970m   :0:48:11 
A2:堀越峠 15.9km     :2:22:27 
A3:木漏れ日広場 26.6km  :4:17:59 
A4:五波峠 30.7km     :5:11:50 
G:八ヶ峰家族旅行村 35.2km :5:36:27 

<エイド>
・ウォーターステーションは本当に水しかない
・他のエイドでの水分は、水、スポドリ、コーラ。食べ物は、バナナ、オレンジ、梅干し、塩タブレット、のような具合で、これ以上の小腹を満たすようなものはないので、お腹が空く人は注意されたし。長居するようなエイドはないので、水分など補給したら「通過」するイメージで。

<持参した補給食>合計680kcal
カロリーメイトゼリー1袋(200kcal)
魚肉ソーセージ2本(200kcal)
スタート時の水分にチャレンジ―1袋(280kcal)

持っていたけと食べなかったもの:カロリーメイトゼリー1袋(計200kcal)
ジェル2袋(計200kcal)

<走り>
・スタートからトレイルに入るまでのロードと林道が長いが、そこは止まらずに走ることができた。ここを走りきると1つの達成感はある。

・トレイルは全体的にロストしやすいような道だが、マーキングが充実しているので、それを見落とさないで行くことが肝腎である。

・天候は曇り。そこにあぐらをかいて最初の水分摂取がやや不足してしまっていたようで、A3に入るあたりからふくらはぎ等に攣るような感覚を覚えた。汗は出ていたのに、曇りだったし、喉は乾いていなかったので、行けると思ってしまった。そのため、A3前後からあわてて水分摂取の量を増やし、とにかくスポドリを飲むように心がけたが、それでも追いつかず、内転筋にも影響が出始めた。

・結局、A3以降は、登りで走ると足が攣ってしまいそうだったので、歩くことになった。平地と下りはなんとか走ったが、気を抜くと攣りそうだった。

・一番の反省点:比較的走りやすい気温や天候であっても、「飲む」ことは、続けなければならない。それさえできれば、足を攣ることは防げる。

・二番目の反省点:A3以降、途中でお腹が空いた。最終的にはカロリーメイトゼリー1袋を余らせてしまったので、これも摂取するくらいが良かったのだろう。さらに距離を行くのであれば、最初にお腹が空いていなくても、1時間に100kcalは定期的に摂取しておくが良い。分かっているのだが、最初は特にお腹が空いていないので、カロリー摂取しないで行ってしまう、それがいけない。

<嬉しかったゴール後の設備>
1.足洗い場
大きめの簡易プールに水をためて、バケツやブラシも用意してあり、土が付いた靴も足も洗うことができる。これはほかのレースでは見たことがない。

2.風呂
無料で入ることができる。とてもさっぱりする。

3.地元食材を使った料理
きのこカレー、ナシ、梅ジュース、梅ゼリー、鹿肉、焼き鳥、鮎の天ぷら、おにぎり。これだけの食事をゴール後にゆっくり食べることができて、とても充実!リピーターが多い理由が頷ける。

<必携品で注意すべきもの>
・水分(1リットル以上)
これゼッタイ必要で、多めに持っても良いくらい。
全体的に必携品は少ないので、水くらい多く持っても重くはならない。

2026年8月4日火曜日

第84回日本公衆衛生学会総会のメモ

2025年10月29日~10月30日で参加した第84回日本公衆衛生学会総会のメモ

【第84回日本公衆衛生学会総会】

◆シンポジウム9
10 月29 日(水) 9:30~11:00  第4 会場(1001-2)
多死社会に伴う公衆衛生上の課題と展望
座長:高杉  友(近畿大学)
   武藤  剛(北里大学)
演者:
・多死社会の公衆衛生上の課題と法整備:全国調査に基づく御遺体取扱い葬儀社ガイダンス案
武藤  剛(北里大学医学部衛生学)
棺桶のドライアイスによる二酸化炭素中毒に注意、意識消失、死亡にいたる。
・多死社会における検案の実際と法医学からの展望
猪口  剛(千葉大学大学院医学研究院附属法医学教育研究センター)
警察が扱う死体の解剖率は、北欧米では100%、日本では10%。法医学が公衆衛生に貢献できていない。
・葬儀社・安置室の室内環境の実態と基準のあり方
鍵  直樹(東京科学大学)
・新型コロナウイルスのパンデミックからの教訓と今後に向けて
和田 耕治(国立健康危機管理研究機構)
指定発言者:鈴木 規道(千葉大学予防医学センター)
指定発言者:黒須 一見(国立健康危機管理研究機構 国立感染症研究所)

<所感>
「葬儀の主催者がいない場合」の話や、費用負担の話はでなかった。
本日、厚労省から新しいガイドラインが出た、とのこと。


◆ランチョンセミナー2
10 月29 日(水) 11:45~12:45  第2 会場(交流ホール)
健診・レセプトデータを活用した健保組合向け医療費ベンチマークの開発および健康増進に向けた日本
生命の取組み
座長:高本  洵(日本生命保険相互会社)
演者:五十嵐 中(東京大学大学院薬学系研究科/横浜市立大学データサイエンス研究科)
演者:衣川  潤(日本生命保険相互会社)
共催:日本生命保険相互会社

自治体が持っているデータを解析することの重要性を、自治体に分かってもらうには、医療・介護・予防接種にかかる費用と、それがなければ生じる医療費の負荷を、見える形で示す必要がある。「介入すると、いくら医療費が抑制できる」というお金の話は重要。「各自治体でいくら抑制できるのかを示すには、各自治体のデータを解析する必要がある。」という順序で話を持っていく。

<所感>
研究者目線からは各自治体をどう説得するか、という話になる。一方、人材不足の各自治体は「データの重要性は分かるけれど、解析したり解析してもらったりする余裕がない」と言う。各自治体任せにしないデータ収集ができれば良いのだが、ナショナルデータを作るには程遠い。


◆講演2
10 月29 日(水) 13:30~14:20  第1 会場(中ホール)
音楽とともにある公衆衛生 ―人々の中へ、そして公衆衛生の力に―
座長:曽根 智史(国立保健医療科学院名誉院長)
演者:
・オペラやクラシックを通じた子どもや子育て世代への支援 -音楽がつなぐ親と子、人と人-
松居 美樹(るーぽ(絵本de オペラ)・声楽家)
・公衆衛生が「art」であるという意味 -音楽を通じて考える公衆衛生の原点-
守田 孝恵(獨協医科大学 大学院 看護学研究科)
音楽も公衆衛生もアートである。技術を磨き続ける。
ファシリテーター:田邉安紀恵(るーぽ(絵本de オペラ)・ピアニスト)


◆メインシンポジウム1
10 月29 日(水) 14:30~16:00  第1 会場(中ホール)
フェーズフリーの地域づくりと健康危機管理
座長:尾島 俊之(浜松医科大学健康社会医学講座)
危機対応にしても、日常の健康づくりにしても、平時からフェーズフリーでつながっている。
   奥田 博子(国立保健医療科学院)
演者:
・牧之原市における地域づくりと災害への備え
古川 馨子(静岡県牧之原市役所健康推進課)
・足立区における顔と顔が見える地域づくり
馬場 優子(足立区衛生部)
「健康づくり推進員」の活動を広げた、災害もやる。八潮市の道路陥没事故のときは、足立区の銭湯を無料にして埼玉県民を受け入れた。15000人強に使ってもらえた。
・生活協同組合による普段からのつながりづくりと災害時の被災者支援
中谷 隆秀(長野県生活協同組合連合会)
・フェーズフリーなまちづくり
菅野  拓(大阪公立大学大学院文学研究科)
指定発言者:遠藤 綾子(陸前高田市福祉部保健課)
平時からやっていることは災害時にもできる、やろうとしていたこともできる、やっていないことはできない。

<所感>
「八潮市の陥没事故で足立区が公衆浴場を埼玉県民に無料開放した」のは、良い取り組みな面もあるが、お金で解決した政治的な動きという感じもして、ちょっとモヤっとする。それって本当に必要?という部分が抜けている気がする。
陸前高田の遠藤さんが言っているのは、まさにその通り。顔が見える関係を作る地道な地域活動はやっぱり大事です。
フェーズフリーで本当に大事なのは、「決定しない意思」とか、「政治に抗うプロフェッショナリズム」とかだと思うが、そのヒントは得られず。
災害を支えるのは、特定の人だけでは、回らない。「包括的な取り組み」を「1つ1つ丁寧に」。


◆シンポジウム25
10 月29 日(水) 16:20~17:50  第7 会場(映像ホール)
COVID-19 と保健所の記録映画「終わりの見えない闘い」が残したもの
座長:城所 敏英(公衆衛生保健所活動研究会)
   工藤 恵子(帝京平成大学ヒューマンケア学部看護学科)
演者:保健所にカメラを据えて10 か月━「終わりの見えない闘い」を製作して
   宮崎 信恵(ピース・クリエイト有限会社)
   住民が見える、住民から見える保健所
   向山 晴子(世田谷保健所)
   感染症まん延等による健康危機を見据えた保健所人材の育成と平時からの体制整備について
   越前屋愛樹(一般財団法人 日本公衆衛生協会 健康危機管理支援部)
   コロナ禍から働き始めた保健師の思い
   大石 赳瑠(静岡県中部健康福祉センター(静岡県中部保健所))
・宮崎 信恵
若い人が保健師になりたくないと言ったらどうしようかと思っていたが、反応は逆だったので安心した。撮影中に自分がコロナにならなくてよかった(笑)。
・向山 晴子
コロナ初期は保健所でカロナールを処方した。それで一晩乗り切って、CLにつなげた。
コロナ後はACPに力を入れるようになった。やっぱりACPができていなかった(遠くの家族が蘇生してほしいと言うとか)。
・越前屋 愛樹
感染症危機マネジメント研修で、この映画を使っている。研修はR3からスタートし、R5から受講生の感想が変わってきた(コロナを知らない職員が増えてきた)。だから事前学習で映像を見てもらうようにした。感情の共有だけで終わらない演習の組み立てが必要。R6は408人のうち346人が視聴してくれた。映画は、共有されるべき体験・経験を補完する。
・大石
個人情報を流出させるような事故がなくて本当によかったと今は思う。


◆市民公開講座 映画上映会
10 月29 日(水) 18:50~20:40  第1 会場(中ホール・大地)
映画上演 終わりの見えない闘い ~新型コロナウイルス感染症と保健所
世話人:城所 敏英(公衆衛生保健所活動研究会)


◆シンポジウム30
10 月30 日(木) 8:30~10:00  第2 会場(交流ホール)
若手に伝えたい公衆衛生の実践
座長:宇田 英典(地域医療振興協会)
   若林チヒロ(埼玉県立大学 健康開発学科 健康情報学専攻)
演者:実践からみた公衆衛生の責任と可能性
   柳川  洋(日本川崎病研究センター)
   人そして人の和を育て公衆衛生の発展につなげる教育
   定金 敦子(島根大学医学部環境保健医学講座)
   公衆衛生の発展への想いと公的データを活用した実践
   松本 真欣(埼玉県立大学 健康開発学科 健康情報学専攻)
指定発言者:中村 好一(宇都宮市保健所)
ファシリテーター:大木いずみ(埼玉県立大学 健康開発学科 健康情報学専攻)
・柳川  洋
SMONは、疫学調査から「キノホルム製剤原因説」が言われるようになった。
大阪O-157は、カイワレ大根を原因と発表したが、高裁判決では「カイワレ大根からO-157は検出されず、カイワレ大根そのものの汚染があったとするには疑問が残る」と言われてしまった。裁判官を説得できなかった。
たばこ対策は「喫煙者半減」と訴えたが、業界の反対にあって健康日本21に入れられなかったバトルがある。

<所感>
SMONを思うと、現代なら、こんなに早く疫学調査で分かったかなあ?素晴らしい。
現代では、遺伝子検査が強力すぎて、紅麹の件も当初は自主回収に頼らざるをえなかった。O-157裁判の判決はまちがっているが…行政からの指導や回収命令、営業の禁停止は、やったらやったで訴えられる、やらなかったら不作為を問われる。うーん。委縮したら防げないし。
次に起こりそうなことは「やせ薬(DM治療薬)」。「健康」を名目にして、まるで良いことのようにやせ薬が使われかねないが、その正否は問われずに進んでしまう。肥満の基準値を厳しくすれば、いくらでも病人を作り出せてしまう。やせ薬に頼らず健康を維持していくことを疫学で示す必要がある。


◆シンポジウム50
10 月30 日(木) 10:40~12:10  第7 会場(映像ホール)
モニタリングレポート委員会による「賛否の分かれる公衆衛生対策に関するディベート」
座長:尾崎 米厚(鳥取大学)
   郡山 千早(鹿児島大学)
演者:医療従事者の情報発信の規制について:賛成、反対の立場から
   髙橋美保子(埼玉医科大学医学部社会医学)
   弓屋  結(広島大学 大学院医系科学研究科 公衆衛生学)
   透析治療における保険診療と同等の自己負担について:賛成、反対の立場から
   横川 博英(順天堂大学医学部総合診療科学講座)
   吉田 都美(筑波大学医学医療系)
・賛成は科学をベースに、反対は憲法をベースにしているので、どうしてもずれる。


◆ランチョンセミナー6共催:アイブリッジ株式会社
なぜワクチンを打たないのか。~歴史と心理から読み解く「接種控え」~
日本は社会的規範(?)が強く、打つ人が増えると、みんな打つようになる。
座長:相馬 和平(アイブリッジ株式会社)
演者:町田 征己(東京医科大学公衆衛生学分野/東京医科大学病院感染制御部)

<総論>
・天然痘ワクチンを普及させるときにも、反ワクチンや、ワクチンに関する迷信が広がった。コロナワクチンのときにも似たようなことが起こった。「ワクチンの歴史=接種控えの歴史」といっても過言ではない。
・接種控え(vaccine hesitancy)=強い意志で接種しない人+接種するか悩んでいる人+接種するつもりが忘れていた人+自分が接種対象だとは知らない人。
日本はワクチンへの信頼が最も低い国の1つ(ネット調査by Lancet)。一方でコロナワクチンの接種は一気に広まった。信頼だけで接種控えは語れない。
・接種控えの代表的な要因:3C:信頼、認知しているリスク、予防接種の利便性。
BeSDフレームワーク:階層化したもの。社会規範/推奨などの周囲からの影響も、接種意向に影響する。日本は、ワクチンに対する信頼は低いが、社会規範が強いのが独特。
・Qなぜ人はワクチンに対して懐疑的な考え方を持ってしまうのか:A直感的にはワクチンを打ちたいとは思いにくい。
プロスペクト理論、確率加重関数:主観的確率は、低い確率を高く見積もり、高い確率を低く見積もる。0%や100%といった確実性を好む。→ex:有効性が90%と言われても自分は有効でない方になる気がする。1万人に1人に副反応が起こるなら、自分になるかも。接種しなければ100%副反応が起こらないのは魅力的。
・Qワクチンの発症予防の有効性40%とは:A接種しなかった人と比較して、接種した人の発病率が相対的に40%減少する、という意味。100人に打ったら40人に効果がある、という答えではない。
ということで、「論理的判断(接種する)」は難しく、直感的判断で「接種しない」になりやすい。そういうものだと理解しておくとよい。
・マイケル・シャーマー:信念が先で、信念に対する説明はそのあとにある。=接種しないと決めたら、接種しない理由を積極的に探し、反証する情報を軽視する(確証バイアス)。
だから、拒否的な人に対して、科学的反論や情報提供だけで考えを変えさせるのは難しい(意味がないワケではない)
・Q接種率を高めるための有効な対策は:Aリマインダー、自己負担額抑制、接種券や予診票の配布、オンサイト接種(職域接種など)=ここまでは、モチベが高い人向け。情報提供の工夫、医療者の推奨、教育キャンペーン。=これらは、モチベが低い人向け。
・ネット調査で、日本における科学的根拠の乏しい情報の影響。ワクチンに関する何かしらの科学鉄器根拠のない情報を信じている=10人に1人。2021年に新型コロナワクチンの間違った情報にもっとうまく対応できていたら救えた命=431人(ただし「もっと早くワクチンを導入できたらもっと救えた、という論文の結論ではある」)。
・ワクチン接種におけるコミュニケーションガイダンス:副反応のニュースは多いが、「安全である」という情報もしっかり伝えるべき。

<日本の課題>
・予防接種システム電子化の遅れ:接種後の有効性や副反応の疫学的評価が困難。SMSを活用した接種勧奨等ができない
・研究の不足
介入研究、社会実装研究が極めて乏しい。文化の異なる海外の研究はそのまま実装することが困難。
・市区町村単位での普及啓発/費用助成の格差
住んでいる市区町村によって市民が受けられる恩恵が大きく異なる
・データ解釈の誤解/知識の不足
相関を因果と誤解している人が多い。ワクチンに関して体系的に学ぶ機会が医師ですらほとんどない。

<所感>
コロナのときは、接種控えとは逆の考え、「ワクチンに対する過剰な期待」に困らされました。「みんな打つなら早く打ちたい」と、住民が文句の電話をかけてきたり、接種会場に人が押し寄せたり。日本の同調圧力は、これはこれで怖いと思っています。「みんな打っているから打とうよ」という啓発の在り方では、リテラシーが向上しないどころか、打っていない人を差別する、という風潮を生み出してしまうので、慎重になるべきだと思います。
また「反ワクチン」「アンチ」という「レッテル貼り」は、その行為自体が公衆衛生上のリスクです。ワクチンを打たない人がいても良いし、反対する行為を非難することは排斥行為につながります。「公衆衛生」が「排斥行為」を惹起することは、公衆衛生の自殺行為で、それは歴史が教えている通りです。


◆シンポジウム35
10 月30 日(木) 13:00~14:30  第3 会場(会議ホール)
いま高齢者介護の現場で何が起きているか~持続可能な介護保険システムに向けて~
座長:新開 省二(女子栄養大学 栄養学部)
   岸 恵美子(東京医療保健大学 大学院看護学研究科)
演者:
   佐藤 文彦(白ゆりグループ 株式会社メディカルシャトー)
   在宅介護・看護の現状と課題ー高齢者を孤立させないサービスとはー
   岸 恵美子(東京医療保健大学大学院 看護学研究科)
   高齢者施設における介護助手の導入は効果的か?:全国調査データを用いた多面的検証
   村山 洋史(東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加とヘルシーエイジング研究チーム)
   介護保険制度の持続可能性をめぐる課題
   高野 龍昭(東洋大学福祉社会デザイン学部)
指定発言者:藤原 佳典(東京都健康長寿医療センター研究所)
・   佐藤 文彦(白ゆりグループ 株式会社メディカルシャトー)
人材不足は深刻で、9割は人材派遣会社経由で獲得するが、たとえばNs一人紹介を受けて採用すると100万円、介護職でも80万円を手数料で払うことになり、50人雇うと5000万円かかる、という状態。
・   岸 恵美子(東京医療保健大学大学院 看護学研究科)
人材を増やすことはできない。利用者の自立を促すことも必要。
・   村山 洋史(東京都健康長寿医療センター研究所 社会参加とヘルシーエイジング研究チーム)
・   高野 龍昭(東洋大学福祉社会デザイン学部)

感染症診査協議会の統廃合に関する意見

8か月前に提出した意見をここに収録しておく。

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全国的に、感染症診査会の統廃合は、やむを得ない世の流れだと思います。
ただし「委員の長期化と女性委員の比率」は、統廃合をしても解決できることではありません。「委員の長期化」は、実際に結核や感染症に詳しい医師が不足・減少しているので、ある程度やむを得ないことです。そして「女性委員の比率」をムリに上げたければ、委員を少なくして(3人とか)女性を1人入れれば「比率」は上がりますが、診査会は3人以上で組織することが法律で決まっていて、ギリギリの「3人」で誰か1人が休むと診査会が開催できなくなってしまうので、事実上、会の運営が困難です。

さて、今回の検討では「県保健所の診査会を1つにまとめる」までですが、いずれは中核市保健所の診査会とも協力して開催せざるを得ない日が来るかもしれません。たとえば山形市保健所は、市の診査会ですが、県保健所を使って開催しています。県も市も、診査会の委員が同じだからでしょう。結核診療に携わる呼吸器内科医が減ると、どの県でも山形県と同じ状況になり、委員の成り手が不足します。いずれ委員の確保を全県統一でやる日が来ます。

今後の結核対策・診査会に必要なことは、最低限3つあります。
・診査会の指導力向上
・結核医療を担う医師の能力向上
・保健所職員の技術確保

いま診査会の医師は、各地域で結核治療を行う代表病院から医師が委員になっていることで、医療の標準化が図られています。そして委員が各病院で後輩を育成するので、結核医療を担う医師の育成もされています。
これを、診査会の統廃合に合わせて医師の委員数まで減らしてしまうと、代表病院の医療の標準化を図る機会が失われます。さらに、委員となる医師のレベルが低い場合に、バックアップできる委員数がいなければ、診査会から「意見書」を出す能力も下がるので、診査会の指導力が低下します。ひいては、結核医療を担う病院の看護力にまで影響を与え、結核医療を担う病院が減ります。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、本当にそうなのです。
また保健所職員は、まれに発生する結核患者の対応だけでは技術レベルの維持が困難です。診査会を1つに統合しても、諮問は各保健所から出すものなので、全保健所の職員を育成し続ける体制をとってほしいと思います。

以上を踏まえて、診査会の条例を改正するときに、以下のように文言を工夫していただきたいです。
・委員は12人以内で組織する→12人でも16人でも良いですが、少なすぎない人数にすること、と、「以内」というあいまいな表現で泳げるようにすることがポイント。
・会議開催の要件は「委員の過半数の出席」が大変ならば「三分の一以上で、かつ、三人以上が出席」でもいい。

感染症予防計画も改正が必要です。そのとき、以下のように文言を追加してほしいです。
・協議にあたり必要な場合は、中核市感染症診査会との連携を図る→条例には書けませんが、計画に将来を見越して文言を追加しておくことがポイント。

意見は以上です。

「結核に対する就業制限に関する実態調査へのご協力のお願い」に対する答え

とある媒体から、表題の通りの【調査協力のご依頼】が届いたので、私の回答を記録しておく。大事なアンケートではあるが、アンケート実施者の就業制限に関する認識に、一抹の不安を覚えている。そのため、記録しておく。

ちなみに、現行の就業制限の扱いの規定は以下の通り。
これ以上でもこれ以下でもなく、勝手に解釈をつけ足したり、変更したりして良いものではない。

<就業制限>根拠:感染症法18条、施行規則11条の2、3。逐条解説第4訂版p108-109
・対象業務:接客業その他多数の者に接触する業務。
・期間:その病原体を保有しなくなるまでの期間、またはその症状が消失するまでの期間。
・就業制限は、喀痰の、塗抹、培養、核酸増幅法のいずれかの結果が陽性であるすべての患者が対象となる。

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Q1.貴職が現在勤めている保健所の所属は次のうちどれですか?
都道府県

Q2.貴職が行政の仕事(保健所や県庁など)に就かれたのはいつですか?
令和元年(2019年)以前

Q3.貴職は保健所長として入院勧告をかけた結核患者に就業制限をかけたことがありますか?
5回(人)以上ある

Q4.入院勧告をかけた患者に、貴保健所が就業制限をかける手続き・タイミングは、次のどれが最も近いですか。
その他
「その他」について詳しくご記載ください
A:就業制限の通知に当てはまれば、入院勧告とほぼ同時に通知し、感染症診査会には文書で報告し、そこで「この患者には就業制限を通知しているが、よいか」とうかがって「承認」をしていただいている認識です。

Q5.症状・検査結果・接触状況などを踏まえ、貴職が就業制限の要否や期間の判断に迷ったケースは過去5年間で何回ありましたか?
0回

Q6.就業制限の適用や解除に関して、貴職が医療機関・高齢者施設等との調整が困難だと感じたケースは過去5年間で何回ありましたか?
0回

Q7.現行の就業制限の開始条件は、結核の感染性に関する科学的知見を反映していると感じますか?
あまりそう思わない

Q8.現行の就業制限の解除条件は、結核の感染性に関する科学的知見を反映していると感じますか?
あまりそう思わない

Q9.貴保健所が行う就業制限措置は、近隣地域・職域での感染拡大防止に有効だと思いますか?
あまりそう思わない
よろしければ、なぜそう思われるか詳しくご記載ください。(200字以内)
A:職業の選択は憲法で認められている国民の権利です。その就業を制限するのは「業によって感染させられる相手」の権利も等しく守るためです。ですから就業制限措置自体は悪くないのですが、こと「結核」に関しては、感染力が低く、感染拡大防止目的の入院もない国が多い中で、日本で就業だけ制限しても効果がないだろうと思います。せめて「退院させることができる基準」を満たしたら就業制限も解除、で良いと思います。

Q10.貴保健所が行う就業制限措置は、患者の権利(就労や退院後の行動や居場所の自由など)とのバランスが適切だと思いますか?
ある程度そう思う

Q11.現行の就業制限措置は、制度面で見直す必要があると思いますか?
ある程度そう思う
よろしければ、なぜそう思われるか詳しくご記載ください。(200字以内)
A:「退院させることができる基準」を満たして退院したら、患者は家族との生活に戻ります。家庭では特に感染対策をしていません。一方、接触者検診として「患者の退院後の接触」をもとに、家族に検診することはありません。さらに「患者の退院後に患者から感染させられた家族」は、まずいません。以上のことから、せめて「退院させることができる基準」を満たして退院したら、就業制限は解除でよいと思います。

Q12.就業制限措置は、感染拡大防止と患者の権利(就労や退院後の行動や居場所の自由など)と、どちらに重きを置くべきとお考えでしょうか?
分からない・どちらともいえない

Q13.貴職は、感染リスクの違いを踏まえ、対人接触が多い職種と少ない職種で就業制限の基準を変えるべきだと思いますか?
全くそう思わない→補足説明:「対人接触が多い職種と少ない職種」を規定することは、現実的に不可能であるし、解釈にバラつきが生じるリスクが非常に高く、「就業制限」そのものの意義を揺るがす安易な方法だと考える。

★補足★
以下の一連の「Q14」から見えるのは、このアンケート実施者は、「職種によって就業制限の要否を判断するべきだ」「感染性の高さもケースバイケースでバランスをとるべきだ」と考えていることである。これは、現行の就業制限の原則を理解していない、かつ、「ケースバイケースで保健所が勝手に判断してもいい」という勘違いをしている点において、非常に危うい認識をしていると言わざるを得ない。現行の就業制限は、「職種」で判断することにはなっていないし、「不特定多数に接する可能性があるなら、塗抹検査は陰性でも就業制限するべきだ」という基準は存在しない。伝染病予防法でもあるまいし。
だから、たとえば「Q14-8」の「スナックで接客業を営むチーママ」に対して、塗抹検査は陰性でも気管支鏡検査で陽性になったことをもって、就業制限をかけようものなら、それは明確に職業差別である。コロナで「夜の街」が攻撃されたことと同じことを、公衆衛生の本当の専門家たる保健所が行うことになる。そんな制度を作ってはならない。保健所だって間違える、それを前提としておかなければ、それこそ知らぬ間に自分たちも人権侵害に手を染めてしまう。

Q14-1.貴保健所では、入院勧告をかけた結核患者のうち、入院前の次の就業条件の患者に対して、就業制限をかけるか否かの原則について、どうお考えですか。
「1.原則かける、2.原則かけない、3.どちらとも言えない」の3択でお答えください。
高齢者施設に入所していた80歳,初診から入院中の喀痰の最大塗抹が1+.
A:原則かける

Q14-2.貴保健所では、入院勧告をかけた結核患者のうち、入院前の次の就業条件の患者に対して、就業制限をかけるか否かの原則について、どうお考えですか。
「1.原則かける、2.原則かけない、3.どちらとも言えない」の3択でお答えください。
自宅に50歳代の息子夫婦と同居していた無職の80歳,初診から入院中の喀痰の最大塗抹が1+.
A:原則かける

Q14-3.貴保健所では、入院勧告をかけた結核患者のうち、入院前の次の就業条件の患者に対して、就業制限をかけるか否かの原則について、どうお考えですか。
「1.原則かける、2.原則かけない、3.どちらとも言えない」の3択でお答えください。
IT関係のエンジニアで内勤と自宅通勤が主体の40歳,初診から入院中の喀痰の最大塗抹が1+.
A:原則かける

Q14-4.貴保健所では、入院勧告をかけた結核患者のうち、入院前の次の就業条件の患者に対して、就業制限をかけるか否かの原則について、どうお考えですか。
「1.原則かける、2.原則かけない、3.どちらとも言えない」の3択でお答えください。
アルバイトをしていない一人暮らしの20歳の大学生,初診から入院中の喀痰の最大塗抹が1+.
A:原則かける

Q14-5.貴保健所では、入院勧告をかけた結核患者のうち、入院前の次の就業条件の患者に対して、就業制限をかけるか否かの原則について、どうお考えですか。
「1.原則かける、2.原則かけない、3.どちらとも言えない」の3択でお答えください。
パートをしていない40歳の専業主婦で夫と10歳代の子ども二人と同居,初診から入院中の喀痰の最大塗抹が1+.
A:原則かける

Q14-6.貴保健所では、入院勧告をかけた結核患者のうち、入院前の次の就業条件の患者に対して、就業制限をかけるか否かの原則について、どうお考えですか。
「1.原則かける、2.原則かけない、3.どちらとも言えない」の3択でお答えください。
従業員10人で金属加工作業を行う工場で働く50歳,初診から入院中の喀痰の最大塗抹が1+.
A:原則かける

Q14-7.貴保健所では、入院勧告をかけた結核患者のうち、入院前の次の就業条件の患者に対して、就業制限をかけるか否かの原則について、どうお考えですか。
「1.原則かける、2.原則かけない、3.どちらとも言えない」の3択でお答えください。
従業員10人で金属加工作業を行う工場で働く50歳,喀痰塗抹が陰性で、気管支鏡検体を用いた塗抹検査が1+.
A:原則かけない

Q14-8.貴保健所では、入院勧告をかけた結核患者のうち、入院前の次の就業条件の患者に対して、就業制限をかけるか否かの原則について、どうお考えですか。
「1.原則かける、2.原則かけない、3.どちらとも言えない」の3択でお答えください。
スナックで接客業を営む35歳のチーママ,喀痰塗抹が陰性で、気管支鏡検体を用いた塗抹検査が1+.
A:原則かけない

Q15.最後に、感染症法18条が規定する就業制限の運用に関し、手続き面も含め、何かご意見がございましたら、以下に自由にお書きください(600字以内)。
A:就業制限は本来は全数通知です。「接客業その他多数の者に接触する業務」に従事しているかどうか保健所は判断せず「通知」するもの、と解されます(保健所が監視するワケではないから)。通知しておいて、それに当てはまるか、守るか、は、患者に任せられるものです。
厚労省は、疑義照会に対して、いままでこのように答えてきました。でも「令和7年度に〇〇〇が厚労省に『退院して施設に入所できるのに、就業制限があると施設が受け入れてくれない。これは患者の不利益になるので、就業制限をかけなくてもいいか』と問い合わせたところ、保健所が決めていいと言われた」と答えがあったとのことですね。厚労省も担当が変わると言うことが変わってしまうのが残念ですが、この答えは「そんなに言うなら好きにすれば(責任は保健所にあるからね)」という意味で、むしろ困ります。本来は、就業制限を曲解している施設の認識を改めるべきでした。就業制限の問題ではありません。
就業制限通知は、あくまで「通知」なので、本来は「通知したり、しなかったりする」ものではないと思います。なので懸念事項として「通知したり、しなかったりすると、保健所ごとの判断にばらつきが出て、それこそ公平性の観点から疑義が生じる」とお伝えしておきます。
就業制限のあり方は改善が必要ですが、「業の制限」と「業ではない」施設入所・デイサービス等の利用、は分けて考えるべきものです。

2026年5月17日日曜日

レース振り返り:2026年5月9日:ASO VOLCANO TRAIL:ロング(114km)

・レース振り返り:2026年5月9日:ASO VOLCANO TRAIL:ロング(114km)

<記録>
21時間7分34秒
男女総合128位/完走418人中/出走471人中
完走率88.7%

<距離>
大会発表:約114km 累積標高:約5000m 
大会GPX:107.5km 累積標高:5183m
走行実測:109.8km 累積標高:5024m(coros vertix2)

<靴>
nnormal tomir2.0 2024

<エイド通過時間と滞在時間>
A1通過 2:57:39 滞在7分2秒(トイレ含む)
A2通過 5:19:43 滞在10分55秒
A3通過 7:44:45 滞在14分10秒
A4通過 10:21:35 滞在33分(ドロップバッグ受け取り・着替え)
A5通過 13:00:40 滞在不明、ラーメン食べたが最小エイドなので長居不要
A6通過 16:45:23 滞在18分21秒(クリームシチュー4杯)
Finish   21:07:34

<エイド>覚えている限りで
A1:だご汁、アイスクリーム(2杯)。飲むヨーグルトがなくて残念!
A2:いちごソーダ2杯、酒饅頭1つ(デカい)、
A3:おにぎり、みそ汁、スイカ4切れほど
A4:カレー、菓子パン
A5:コンソメラーメン、バナナ
A6:クリームシチュー(4杯)。ハチミツレモン茶

とにかく、食べた食べた、めっちゃ充実したエイドばかり。
そしてスタッフやボランティアの方は最高だった。

<持参した補給食>合計2500kcal
カロリーメイトゼリー4袋(800kcal)
ジェル3個(300kcal)
魚肉ソーセージ2本(200kcal)
GU drinkmix サミットティー4袋(1000kcal)

8000kcal以上消費しているので、このカロリーではお腹すくわな。実際、ゴール前3kmでもお腹が空いて補給した、あやうくハンガーノックになるところだった。私はもっと補給していいのだろう。

<装備>
必携品は大会発表の通りだが、暑さ寒さ対策が必須なので、結果的にMt.Fujiとほぼ同じ装備が必要になる。ライトとレイン以外で日中不要なものはドロップバッグに入れておき、A4で気温を確認して後半の寒さに備える。

<あってよかった装備>
日焼け止めクリーム、テングバーム :小分けにして、塗りながら走る
目薬:コンタクトなので必須
サングラス、帽子:日中は日差しが強いのであったほうがいい。

<走り>
・スタートは人が多くてゲートの向きや整列がよく分からず、気がついたらかなり後ろの方からのスタートになった。そのためスタートしてからやや渋滞にはまり、走れるところで一気に追い抜く展開になった。渋滞は登りきるまで続いたが、A1に着くころにはだいぶばらけた。渋滞が嫌なら前のほうからスタートする方が良い。
・阿蘇の黒土は、とてもすべる。乾いていれば問題ないが、少しでも濡れると泥だらけになって滑りやすくなり、4回は尻もちをついた。
・日中は思っている以上に水分摂取が必要。発汗するが、乾燥と風のため汗が蒸発してしまうので、自分がどれほど水分不足になってるか分かりにくい。そうしていると両足を攣りそうになり「これは水分が足りない」と気がついた。慌てて水分摂取して、なんとか攣らずに進むことができた。
・途中、足を攣っている人や、熱中症で休んでいる人がいた。水分摂取が足りないとこうなる。思う以上に水分摂取するのがおススメ。
・A1やA2までは、登りはそれほどきつくない。上に出たら走れる。そんな調子で行っていたが、A3くらいから自分で思っていたより早く足が疲れてしまい、40kmとか50kmで足に疲労がきてしまった。
・そのためA4以降は、歩くことが多くなり、A5以降は登り全歩きになった。
A4以降の登りでは、普段これくらいなら走る、と思える坂ですら、走れなかった。「走れるところでは走る」それができる足がなければ戦えず、早々に足が終わってしまったのはは練習不足によるものだと痛感した。
・A4以降は、本当に進まない。足が終わっていなくても(下りで走っていても)なかなか進まない。「エイドまで3kmでーす、下り基調でーす」と言われたのに、たった3kmが本当に遠く感じた。
・「核心部はA4-A5と、A5-A6」と言っている人がいた。私にしてみればA6-finishがラスボスだろうと考えていたが、それより前に核心部が来る、と身構えておくのは悪くないと思う。実際、A5前後の記憶がない、とにかく長かった。
・中間地点はA5くらい。
・寒暖差対策は必須。ゴール地点は4℃の予報だったので、A4では上だけ全部着替え、手袋、ウィンドジャケットを持った。A4からは長袖も重ね着しようか迷ったが、半そでのままにした。
・A4を出てすぐは、寒く感じてウィンドジャケットを着たが、登り始めると調子が悪い。摂取したジェルのせい?なんか気持ち悪い?そんなことを考えながら進んだら、なんと「暑い」ことが判明。ジャケットも手袋も脱いだら復活した。夜になると寒かったが、風がなく、稜線ですら無風だった。こまめにジャケットの着脱をしないと調子が悪くなり、体温調整が難しかった。
・ゴールは朝4時で寒い時間帯だったが、結局半そで+アームカバーの格好であった。
・体温調整の難しさと、「走れるところで、走れなかった」こと、それが心残り。勉強になりました。

<ダメージ>
・滑って尻餅をつき股が割けたが足は怪我せず、かわりにひねった右脇を痛めた。
・筋肉痛はほぼなく、2-3日で痛みはなくなった。
・左足首の捻挫防止サポーターが失敗で、このサポーターがすれて皮膚に巨大な水疱ができてしまった。やっぱりロングトレイルは誤魔化せない。余計なものはつけないほうが良い。
・膝は痛くならなかった!よかった。今後もケアは続けよう。

<眠気対策>
レース2wk前からアルコール・カフェイン断ち。drink mixとジェルでカフェイン入りを持ってスタートした。drink mixのカフェインだけで十分効果があり、レース中に眠くなることはなかった。

<ヒル対策>
A5~フィニッシュのどこかでヒルをもらった。帰宅後には胸に入れていたボトルの底にヒルがついていて驚いた。いつどこでついたか全く分からないが、足元だけでなく全身にスプレーが必要だった。

<コースマーキングの少なさとロスト対策>
・Google map 32°58'46.5"N 131°00'51.1"Eで集団ロストしそうになった。踏み跡が多かったので、ここで多くの人が間違えたことが予想される。
・A5から出たら右に曲がってトレイルに入るところが分からず、ロストした。そのまま進んだらA5に入る道とぶつかってスタッフから「引き返してください」と言われたので事なきを得た。
・ほかにも全体的にコースマーキングは少な目で、特に夜パートになるA4以降のマーキングが少なかった。A5、A6は、山中にスタッフも少な目で、かつ、道が分かりにくいので、もう少しマーキングを増やすなどの工夫がほしい。左右どちらに進むのかが分かりにくいマーキングだった。なので実際かなりの頻度でGPSデータを確認しながら進んだ。
・ロスト対策として、必ず腕時計にGPXデータを入れて、地図をすぐ見られるようにしておくのがおススメ。

<大会運営のよかった点>
・スタート地点で蜂蜜ジェルの試供品を配ってくださり、スタート直前の補給ができました。
・「スタート時に水分1.5L以上」という設定は、そんなに要るかなと思っていましたが、実際には持っていって良かったです。
・ナンバーカードが破れにくい素材であること、高低差が書かれていることもありがたいと思いました。
・ゴール後に「まかない蕎麦」が食べられて、本当に嬉しかったです。おなかペコペコでした。
・ゴール後の荷物受け取りもスムーズで、係の人が気を利かせて持ってきてくださいました。
・とにかくスタッフの方がみんな気が利くこと、そこにかなり助けられました。ゴールで写真を撮るよう促してくれたのも今思えばありがたかったです。みなさん本当にありがとうございました。

<これから必要なこと>
・定期的に30km、40kmくらいの距離でしっかり足を作る。
・後半になっても「走れるところは走る」ことができる足。
・暑さに負けない。

2026年4月19日日曜日

レース振り返り: 2026年4月19日:第43回OBAMA若狭マラソン大会:ハーフ

・レース振り返り: 2026年4月19日:第43回OBAMA若狭マラソン大会:ハーフ

<記録>
1時間41分56秒 49歳以下男子の部:105位/完走303人中

<靴>
Nike Zoom Fly 6 BLK 2024モデル

<走り>
暑かった、たしかに暑かった。
でも吸水ポイントは沢山あったし、コースはほぼ完全フラットだし、自己ベストを狙えるレースだと思った。

ところが、10kmに46分もかかって、全体でも100分切れず、ハーフではワースト記録。
これは、明らかに練習不足です。最初から身体が重すぎた。

小浜はとても近いことが分かったので、これは来年も出るぞ。

<大会の特徴>
なんといっても、参加料の安さ。ハーフなのに4000円!
いまどきこんな参加料はありません。
参加賞はタオルだけだったけど、この安さならアリ。

そして小浜港で食べたお昼ご飯のおいしかったこと。
旅行とセットで出られる良い大会でした。

レース振り返り:2026年3月8日:第4回びわ湖マラソン:フル

レース振り返り:2026年3月8日:第4回びわ湖マラソン:フル


<記録>

グロス3時間34分36秒、ネット3時間33分35秒

1545位/7600人くらい


<靴>

Nike Zoom Fly 6 PRM 2025モデル


<走り> 撃沈。 3:30切れなかったなんて久しぶりだ。 めっちゃ寒かったので、スタートからゴミ袋かぶってました。それをハーフ過ぎてから捨てたら、気化熱で一気に冷えてしまった。手袋してたのに手がかじかんで、25キロ過ぎからはジェルを切るにも手に力が入らず、沿道の係の人に切ってもらうという事態に。 さらに両足と腹筋を攣って、脱水だと気がついたのは38キロあたり、時すでに遅し。ゴール間近で両手がしびれ始め、這々の体でゴール。 前半かなり押さえて入ったので、ハーフ過ぎで3:15狙える!と思ったのになー。低体温と脱水は併存することを体感しました。 いやー、大反省。

レース振り返り:2026年2月22日:第40回宇治川マラソン:ハーフ

レース振り返り:2026年2月22日:第40回宇治川マラソン:ハーフ


<記録>

1時間39分14秒 総合159位/1457人中 40歳以上男子38位/388人中


<靴>

Nike Zoom Fly 6 BLK 2024モデル


<距離>

21.1km、D+336m


<エイド>

エイドは水かスポドリのみ。

飴すら置いてないので、時間がかかる人はジェル必須。

ゴール後には、茶そばのふるまいがある。


<走り>

まだ1回しかハーフをレースで走ったことがなく、3月に行われるびわ湖マラソンの調整としてエントリーしました。

当日は快晴で、暑かったほど。初めての宇治川マラソン参加で、初見コースです。そしたら、まあなんと、坂の多いこと!ハーフなのに坂がきつくて、歩いている人もいました。走りながら、にしおマラソンを思い出した。

こんなに坂が多いのに、よくまあ1:40以内に走れたなあ、と、ほっとしました。制限時間が厳しく、2:20だったかな。これは大量にリタイア者が出るレースだと思います。

こんなに坂のレースではなく、フラットなハーフで、90分を切りたい。


<沿道と宇治のみどころ>

宇治市中心街を抜けるコースで、宇治を知ることができて、とてもよかったです。沿道の応援がほぼ途切れることなく続くのも、すごいことだな、ありがたいなと思いながら走りました。


<会場>

車で行く人は、公園駐車場にたどり着く案内看板がないので、下調べ必須。

そして駐車場500円(現金のみ、1万円札は使えない)かかるのもポイント。

大会側が、もうちょっと案内してくれてもいいのにな、と思いました。

2026年3月12日木曜日

レース振り返り: 2025年11月16日:豊川シティマラソン 10km

レース振り返り: 2025年11月16日:豊川シティマラソン 10km


<記録>

42分30秒 総合160位/920人中 40歳以上男子46位/258人中


<靴>

Nike Zoom Fly 6 BLK 2024モデル


<所感>

豊川シティマラソンに出るのは、もう何度目だろうか。

コースはフラットで、10kmの自己ベストを狙うには、良いレースです。

そして前日に下見で走ったので、当日は距離感がよく分かってよかったです。


タイムはかなりいまいち。

気合が入っていませんでした。

でも友達ファミリーと子どもたちも一緒に参加できて楽しかった!

2025年12月17日水曜日

レース振り返り: 2025年11月8日:第14回ダイヤモンドトレイルラン チャンピオンシップ2025

レース振り返り: 2025年11月8日:第14回ダイヤモンドトレイルラン チャンピオンシップ2025

<記録>
5時間45分19秒
男子55位/男子完走205人中、完走率96.7%
ITRA2point

<距離>
大会発表:約33km、累積標高約1800m 
測定距離:32.5km、累積標高D+2450m

<靴>
nnormal tomir2.0 2024

<コース概要>
ダイトレの「電車で行けるアクセスの良さ」は確かにその通りで、関東のハセツネのようでした。そして走れる!、とても良い快速コースです。
一方で、スタート地点にも、ゴール地点にも、駐車場はありません。私は車を古市駅に停めて電車でスタート地点に移動し、ゴール後は電車で古市駅まで戻ってきました。

<走り>
色々な団体がこのトレイルを使ってレースしているらしいのですが、私は「ダイヤモンドトレイル」の名前しか知らなかったので、今回はレースといっても試走のつもりで。
ただ、今回は病み上がり、そしてスタートから間もなく足をグネってしまう序盤(1ヶ月前も同じとこグネった)で、3.5kmの第1エイドでやめようかと思いました。でもそこから帰るには電車賃が必要で、荷物預けに財布を入れてしまったことを思い出し・・・。ワンウェイの大会は、必ず現金を持っていたほうがいいですね。
足をグネってから15分くらいしたら痛みは引いてきて「全歩きでも間に合う」とのことだったので先に進んだら、なんとか走れました。ホントは右膝腸脛靭帯の確認をしたかったんだけど、別の部位を痛めるなんてトホホです。
左足をかばいながらなので、下りは全然ダメ。ということで、タイムは出ず。ちゃんと走れたらまず5:30切りが目標かな。ホントは5時間切りたかったなー。
右膝はたぶん大丈夫、でもグネるのは走り方の問題。善処します。

<ゴール後>
ゴールで柿が売られていたので3つ買ったら、「これも持っていかん?」と更に3つ持たせてくれました。ありがたい。
そして車で行ったおかげで、帰りは奈良県に寄ることができました。周辺観光を楽しめるというのも魅力です。

<主催のアプトレップについて>
アクトレップが開催するレースには2つ、3つ、出ました。
私が思う特徴があります、それは「手軽さ」。

参加費は安め、エイドは必要充分で決して過剰ではない、スタートの演出も多くはない、手作り感満載、おもてなしも過剰ではない、この「手軽さ」は、トレランにとっても自然にとっても、とても良いんじゃないかと思います。

2025年10月30日木曜日

公衆衛生医師を数値化することの愚かしさ

「公衆衛生医師」という言葉がある。これが指すのは、なにも保健所医師だけではない。いや、そもそも「公衆衛生医師」なんていう「人種」は存在しないし、この言葉は「行政で働く医師の育成と人材確保」が急務になって、やむにやまれず使われるようになった造語である。

公衆衛生は、コンセプト・マインドであって、特定の資格、職場、仕事内容や働き方で決まるものではない。「医師」の資格はオマケみたいなもので、公衆衛生は医師の専売特許ではない。


ところが、とある大学から調査依頼が来た。

「保健所長の先生たちの出身大学を調べているので、出身大学を教えてほしい。大学の運営に関する『学外有識者会議』で、保健所長の状況や保健所長(公衆衛生医師)の育成について質問があり、現況を調査することになった。」


詐欺?

いや、本物の問い合わせです。

え、えー・・・。


そもそも個人情報を聞き出そうという態度に問題があるけれども、百歩譲ってそれはいいです(隠してないし)。しかし、大学教育としての成果を、保健所長の多寡で評価できる(かも)と思ってるなら、それは大問題でしょう。まさか、自分とこの大学から、卒業生が◯人「保健所長になったか」で、公衆衛生への貢献度を測るつもりだった?


趣旨を確認したところ

「大学の状況を数値として『見える化』させることに取り組んでいる。そして、大学は地域に貢献したい。その『貢献度』を把握したい」

とのこと。


ほーら、やっぱり。

そもそも大学教育というものは、「成果」として、将来「〇〇に何人」と「数値化できるもの」であるワケがない。◯◯大卒が保健所長に〇人いるから、大学での教育はうまく行っている、なんて言えるワケがないし、出身大学なんて仕事に関係ない。そもそも職場は、臨床でも研究でも行政でも民間でも、本人が公衆衛生のためにやっていると思えばそれは公衆衛生です。繰り返しになるけど、公衆衛生はコンセプト、マインドであって、働く場所で決まるのでもなければ、職種でも、肩書でもない。


ということで、この大学からの問い合わせは、実は「個人情報を問い合わせたこと」が問題なのではなく、このような問い合わせをしてしまう「大学の公衆衛生医師育成へのスタンスの問題」だ、と私は受け取りました。つまり、この大学は「公衆衛生医師育成」を、たぶん何もしてないな、と。


たとえば内科だろうが外科だろうが「公衆衛生に資する仕事をする」と卒業生が考えるようになる教育を、大学にしていただきたい、と私は思っている。どんな職場のどんな立場にいようとも、公衆衛生の一翼を担う自覚が必要だし、そうでなくては公衆衛生は良いものになっていかない。


数値化、見える化、そーいうものを求められる側のツラさは分かるけど、「職種や肩書では測れない教育をやっている」と大学が胸を張って言えるようになってほしい。大学が公衆衛生のマインドを持っていれば、大学教育の「成果」をそもそも数値化することになんて頼らない、はず。

2025年10月23日木曜日

chat GPTに相談しました。

とある電話でのやり取り。

「〇〇の対応が悪かった(中略)。chat GPTに相談したところ

『それは〇〇法違反であり、保健所に電話をしたほうがよい』
とのことだったので、保健所に電話した。」

・・・衝撃。

AIに相談して「保健所に相談したほうがいい」と「言われたから」電話するの?
なんで自分で判断しないの?
なんでそんな簡単にAIの言いなりになるの?
なんでそんな簡単に「自分」をAIに売り飛ばすの?
あなたの人生はAIに相談して答えをもらう人生か?

もしAIが
「口から食べると虫歯になるリスクが上がる」とか言ったら
口から食べるのをやめるのか?

いや~、これには衝撃を受けた。
この衝撃をなんと形容していいか分かりません。
でも、これは何かの「病態」だと思います。

2025年8月3日日曜日

レース振り返り: 2025年7月20日:ontake100の100km部門

レース振り返り: 2025年7月20日:ontake100の100km部門


<記録>

・時間:15時間21分40秒 

・順位:総合456位/1084人中

・区間記録

St→CP1:6:54:42

CP1→CP2:4:00:05

CP2→Fin:4:26:53


<距離>

大会発表99.78km、累積標高2639m

測定距離97.63km、累積標高2473m(大会GPXデータでナビゲーションしながら走った)


<レース概要>

王滝村の林道を使って行われるウルトラマラソン。累積標高はそんなに高くないのに、100kmでITRA4ポイントもらえるので出場した。160km部門に出るには、100kmを14時間以内に完走していることが条件。

100km部門は真夜中0時スタート。松原スポーツ公園に昼間から車で乗り付けて陣取ってもいいけれど、食事と体力のことを思うと、宿を取ったほうが良い。私は16時チェックイン→17時に風呂→18時に夕食→19時就寝→22時起床→22時45分チェックアウトで王滝村の宿を利用しました。


<走り>

今回は、最初のエイドまでは何とか走れたが、そのうち右腸脛靭帯炎になって走れなくなった。第一エイドを過ぎて30km地点くらいで「55kmの第一関門でやめよう」と思った。ただ不思議なもので、ドロップバッグを受け取り、出る準備をしていたところ、心なしか回復して完走はできそうだと思ったので、続けることにした。とはいえ痛みは継続し、その結果、60kmくらい歩き倒した。もし走れていたら「14時間」はそれほど難しい関門ではないだろうと思う。

前回のテイネトレイルでは、ゲレンデの下り以外では痛くなかった。でも今回は痛みがずっと続いてしまい、「歩きからやり直しだ」と反省しきりとなった。40-50kmを越えると痛くなるのでは、100mileなんて完走できそうにない。


<エイド>

OSJなので、水と塩飴くらいしかない、と思っていたら、各エイドでオレンジ3切れ、バナナ2切れが提供されて驚いた。水分も水だけではくスポドリ(パラチノースやチャレンジャー)が提供されていて、新城トレイルとかに比べたらとても充実していると思う。

55km地点のドロップバッグには自分が入れたいものを入れておけるし、OSJを分かっている人にとっては補給で困ることはないだろう。OSJを知らない人や、ロードのマラソンしか知らない人は、基本、必要なものはすべて自分で用意する、という気持ちで臨むと良さそう。エイドで補給すればいい、と思っていると危険である。そもそも山だしね。


<必携品>

ストックはキャップして。

ドリンク500ml以上、行動食、レインウェア(上下)、ライト(点灯確認済み)、サバイバルシート、救急セット(ガーゼ、消毒液、絆創膏など)、携帯電話、携帯コップ(エイドステーション用)、熊鈴、テーピング用テープ(80cm以上×3cm以上) 


<持っておくと良いもの>

・背中から日の光を浴びるので、首や膝のうしろにも日焼け止めクリームを塗っておくほうが良い。

・55kmのエイドからは、帽子はキャップよりもハットがよさそう。キャップの場合は、首回りにサンシェードがあるほうが良い。

・水は1Lあれば良い。すべてのエイドで水を満タンにして出発する。

87km地点にある最後のウォーターエイドからゴールまでが意外と時間がかかり、そこでだけは1Lだと足りなくなった。途中の湧き水を汲んで事なきを得たが、元気に走り切れる場合は、そんなに心配せずともゴールに着くと思われる。


<100km超の「ロング」で実感する身体の変化>

今回は、とにかく走れない、という残念な結果に終わってしまった。ちゃんと走れればontake100は14時間を切れると思ったので、来年度以降の宿題とします。コース自体は変化が少ないと言われるけれど、ずっと走れるコースで、レースに没入できるので、私には合っていると思えた。

そして今回、もっとも感じたのは、レース終了後の身体が、エネルギーや休息に対して敏感になる、ということ。50kmくらいでは疲れることはあっても、それ以上の感覚はない。でも今回は、レース後には、すこし寝るだけで足が回復する、とか、食べると元気になるとか、水分を身体が欲していることが分かるとか、そのような「身体の回復を実感する」ことを久しぶりに味わうことができた。

これは病みつきになる良い経験です。


そして真夜中0時スタートでは、星がとても綺麗でした。

星空を見ただけで、王滝村に来た意味があったと思えるほど。

さすが王滝村!

2025年6月23日月曜日

レース振り返り:2025年6月15日: SAPPORO★テイネトレイル2025スーパーロング50km

レース振り返り:2025年6月15日: SAPPORO★テイネトレイル2025スーパーロング50km

<記録> 
8時間26分19秒(34km地点:5時間44分:これは34km部門の80位くらい)
総合67位/113人出走中
男子60位/100人出走中
男子40歳代25位 
 
<制限時間>
50km   10時間(朝7時スタート、最終17時終了)

<距離>
大会発表:50km、約2800mD+
測定距離:49.83km、3025mD+
「測定距離」のほうが大会発表より長い累積標高になるのは珍しい。そして比叡山インターナショナルトレイルと同じく、距離は正確に50kmありました。34km部門も、距離は正確です。

<靴>
nnormal tomir2.0 2024

<走り>
SAPPORO★テイネトレイル2025、友達に誘われて走ってきました。初めての北海道でのトレラン、もし友達に誘われていなかったら参加しようとは思っていなかったでしょう。
50km部門は、手稲山を3回上ります。獲得標高は3月の比叡山より約1000m低いので、1時間早い8:22を目標としていたけれど、4分オーバーしてしまいました(詰めが甘い)。約20km地点のゲレンデダウンヒルで、あれ?膝が痛い?と感じ始め、3月に痛めた膝が治っていないことを実感しました。悪化するなら1周目でDNFしようと考えたけど、ゲレンデのダウンヒル以外は痛くなかったので、ゴールまで行けました。ただ、痛くなるのはやっぱりフォームが悪いんだろうな、課題がまた1つ見つかりました。
手稲山に登る2回目のアプローチで「ロックガーデン」という場所を通ります。私はここがいちばん嫌でした。岩だらけで 、もし雨だったらと思うと恐ろしい。ハイカーさんがここを下ってくるのですが、けっこう危ないコースです。50km部門の手稲山3回目は、1回目と同じ直登を行きますが、「ロックガーデンじゃなくってよかった」と思いました。

<暑さ対策は必須>
必須、というか、脱水にならないように、しっかり水分を摂取し続ける必要があります。脱水による吐き気で走れなくなった人もいたし、足が攣った人もいました。私はハンガーノックよりも脱水が怖かったので、飲み続けました。それでも数回足が攣りそうになったし、ゴールした後で靴下を脱ぐときに腹筋を攣りました。スタート時に水1Lを持ち、エイドでは水分を沢山摂取しつつ、毎度フラスクを満タンにすることをお勧めします。

<装備:必携品の特徴>
・ストックは自由だが、ゴムキャップ必要。
走れるトレイルなので、持っていない人も多かったけれど、ゲレンデの登りもあったりしてストックがあると速く走れるとは思います。私は使いませんでした。
・北海道といえば熊=熊鈴必須
近年、さまざまな熊のニュースを耳にします。大会で熊に遭遇したら、もう次の年は大会がなくなってしまうのではないかしら、と心配しています。そして何より遭遇するのが怖いので、熊鈴は必須です。熊がいるから、北海道で夜間走ることはできない=100マイルレースは無理なのだろうと思います。

<コースと景色>
テイネトレイルは「走れるトレイル」で、「急登」といってもバーティカルほどではなく、高速レースでしょう。それほど眺望は望めるワケじゃないけど、トレイルがとても気持ちよく、長い林道の下りも飽きませんでした。北海道の植生が目の保養になります。そう思いながら走ると、50kmがあっという間でした。
ただ、マーキングが少な目で、前後に誰もいなくなる時間帯があったので、自分としては珍しく1回ロストしました。 時計にGPXデータを入れていたからすぐに復帰して事なきを得ました。
50km部門は、34km部門のゴールを一度通ります。その時点で調子が悪ければDNFできるのですが、ゴールまで行くためには34km部門のゴールが盛り上がっているのを横目に見ながら、再度出発せねばなりません。50kmで本当に速い人は34kmがまだゴールしていないときに進めると思いますが、私くらいの走力では34kmの選手に抜かれます。ということで、後ろ髪を引かれるのを振り切って先に進むメンタルが必要だと思います。

<エイドと記念品>
・エイドには「北海道ならでは」というような特徴はありません。でも必要にして十分な水分、補給食は置いてあります。エイドスタッフはとても協力的で、大変助かりました。手稲山の山頂には私設エイドの方もいらっしゃって、暑い中とても大変だったと思います。
・記念品Tシャツ
16km、34km、50kmの部門ごとにもらえるTシャツの色が異なっているようです。色はともかく、Tシャツの素材がよくある化繊ではなく綿でした。これが珍しいので、個人的にはとてもうれしかったです。

2025年6月6日金曜日

研究者の適正

とある研究の倫理審査委員会に委員として出席した。

侵襲性を伴う研究だったが
研究の中止基準が計画書には示されていなかったので
「中止となる基準を想定し、明記しておいたほうが良い」
と言ったら
「そんなことが起こるかもしれないと言うのなら、その副作用が起こる機序を説明してくださいよ」
と言われた。

いや、研究者が、それを言っちゃっあ、おしまいでしょう。
しかも、それを「外部」の人間である私に平気で言う?

"研究で起こる副作用の機序"を証明するのは、倫理審査委員ではなく、研究者ご本人です。

研究のトラブルシューティングを想定するのは、研究者の仕事です。
研究でやる以上、副作用や予期せぬ事象が起きたら、それはすべて研究者が引き受けなければならない。そうでなければ「研究」として成り立たない。なぜならば、研究による有害事象なのか、研究は関係ないのか、分からなくなってしまうから。
そして、研究者が引き受けなければ、起きた副作用を、見逃してしまうから。
起きた副作用を、起きていなかったことにしてしまうから。

一見、侵襲的な介入とは関係のない事象が起きたかに見えても、本当に「関係がない」と言えるかどうかは、きちんと調査しなければ分からない。
人間を扱う以上、研究の手段とは関係がない事象が起きる可能性はあります。たとえば、研究に協力した帰りに交通事故に合ったとか、後日成績が下がったとか、それって「研究の介入とは関係がないように見える」ことでも、本当に関係がないか否かは、きちんと追うべきです。
「風が吹くと桶屋が儲かる」という言葉の意味を、研究者だったら理解できると思うのですが。

この教授は、自分の生徒に対しても、同じように教えるのだろうか。
「起こりえないことが起きたとき、それが研究の介入によるものか否かは、研究者が明らかにする必要はない」と教えるのだろうか。
・・・って、研究のこんな基本的なことまで言わないとダメだという事実が、本当に驚きで悲しい。

「この介入では、副作用は起きるはずがない」と頭から思っているのだから、この教授は、まず間違いなく研究で起こるすべての副作用を「見逃す」と思う。

これは、研究そのものの倫理性「以前」の問題だと思う。

2025年5月24日土曜日

レース振り返り:2025年3月15日:比叡山インターナショナルトレイル50km

レース振り返り:2025年3月15日:比叡山インターナショナルトレイル50km

<記録>
9時間22分39秒 男子総合:224位/完走394人中/出走?人

<制限時間>
50mile 11時間15分
50km   10時間50分

<距離>
大会発表:50km、3700mD+
測定距離:49.49km、3536mD+

<靴>
nnormal tomir2.0 2024

<走り>
びわこマラソンから中5日で、体力どころか体調にもやや不安があって(風邪?)、辞めようかと思ったけど、コースはリタイアしやすい環境だったので出走しました。スタートすると身体は動いてくれて、トレイルの練習不足は否めないものの、体調も悪くならずにゴールできました。目標は10時間以内だったので、クリアできて満足です。ヘッ点をつけるまえにゴールでしたし。
6月に北海道で走るテイネトレイルが50km2800md+の10時間制限なので、比叡山は良い予行演習になりました。体重が減ったら、もっと余裕が生まれる、はず・・・。

<コース>
・トレランレースの距離というものは、大会発表の距離と、腕時計のGPS距離には、よく誤差があるものです。でもこのレースは、途中に書かれている距離(「23km」とか「37km」とかの看板)とGPS距離は、ほとんど同じでした。つまり「あと何km」も非常に正確で、びっくりします。「どうせ書いてあるよりも短いでしょ」なんて期待すると、メンタルやられます。

<寒さ対策が必須>
3月の比叡山は寒かったです。雨がパラついてきたと思えば雪になり、稜線に出ると風も吹き、最終的にはレイン以外すべて着ました。
上:ベースレイヤー、半袖シャツ、長袖シャツ、暖かめのウインドシェル、手袋
下:インナー、半ズボン、長ズボン

<エイド>
とにかく、充実の一言です。
食べ物も、飲み物も豊富です。特に嬉しかったのは、暖かいスープをすべてのエイドで飲めたこと。これがまた超うまい。いくつか味を選ぶことができました。

<めざすは:50mileへの道>
・参加資格
100km以上のトレイルレース完走経験のある方、もしくはフルマラソン3時間以内での完走経験のある方
・制限時間
50km地点では7時間15分です。
↑
こ、これは・・・めちゃハードル高い。
「まずはフルをサブスリーすること、話はそれからだ」
ということで、はい、がんばります。