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2023年1月27日金曜日

相変わらず「感染症を抑える」ことしか考えていない感染症部会

本日、開催された第70回厚生科学審議会感染症部会の資料では、「事務局案」が加筆修正され「審議後決定文書」になった。

部会の前後でどのように加筆修正されたのかを見てみると、まだまだ「感染対策を徹底する」という方向に巻き返しが入っただけで、ため息が出る。相変わらず「感染症を抑える」ことしか考えていない、そういう姿勢がもたらす悪影響を考えていない。

この調子では、この感染症部会も、利害関係者だらけなんじゃないの?と思ってしまう。
こんな意見ばかり出てくる部会では、冷静な議論なんて出来ないから、メンバー変更したほうがいいと思う。
って、3年前と同じか。

<「事務局案」→「審議後決定文書」で加筆修正された部分の抜粋>
・他方で、高い伝播性により感染者が増加し、医療提供体制への負荷が高くなっているほか、死亡者が多くなっていることには留意が必要
・他方で、免疫逃避能を有する変異株が確認されており、今後も新たな変異株が出現する可能性について留意が必要。
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、一年を通じて複数回の流行があり、多くの感染者や死亡者が発生していることなど、他の5類感染症と異なる特徴や社会へのインパクトを有し、それにより新型コロナウイルス感染症以外の対応も含め、医療提供体制に影響が大きいことから
・感染対策の変更やその時期等により、国によって変更後の流行のレベルに違いが見られるとの指摘があることを踏まえ、位置づけ変更後の流行のレベルをなるべく低く抑えるための取組みが、引き続き求められる。
・位置づけの変更後も、流行を繰り返すことが想定されることから、発生動向の正確な把握は引き続き重要である。このため、患者の発生動向や変異株の発生動向などの重層的なサーベイランス体制を構築し、監視体制を維持する方向で検討が必要である。
・基本的な感染対策の徹底を呼びかけることを検討するべきである。

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