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2022年9月28日水曜日

撤退戦が終わらない

発生届が出なくなったことで、報道発表はもはや意味がない数字になった。(医療機関の所在地ごとの数字を拾うだけで、それが一体どこに住んでいる人のことかすら分からない"数字"だ)

それでも、数字だけはHer Sysで拾うことができるので、都道府県が数字を発表する
そして、政令中核市はHer Sys機能を使って、医療機関の所在地に提出された患者数から、さらに年代別の数まで出すことができる
それを市として公表しろと言う(市の幹部が)。
10歳代〇人、20歳代〇人、30歳代〇人・・・

無意味な報道発表は、さっさとやめたいのに、
この期に及んで、なんの数字なのか分からないものを、さも分析しているかのように出せという

こんなことでは、いつまで経っても「不要不急の仕事」が終わらない

政治や行政をマネジメントする人は、様々なことに精通し、思慮深く、先を見通して、タフなネゴもしつつ、本当に必要な仕事を進めていくのだろうと昔は思っていたが、まったく幼稚で困る。

現在、保健所の負担を少しずつ減らせるように努力しているが、負担軽減できた理由は、決して政府の方針変更による効果ではない。

紹介状の仲介役や、救急車の搬送病院選定や、受診患者の窓口を担わされている保健所が「そんなものは本来、医療機関同士や、医療機関の内部の問題だ(いい加減にしろ)」と言って、やめるようにしたからです。
発生届の対象者が限定されても、されなくても、「疫学調査」とか「健康観察」とかを、保健所が本来やるべき範囲にとどめるようにしたからです。

とはいえ、まだムダに「なんちゃって調査」や「なんちゃって健康観察」をさせられているけれども。

コロナを完全に「終わらせる」ことができなければ
保健所に課された本来業務ができない

公衆衛生上のリスクヘッジとか、転ばぬ先の杖、という業務ができない
そして地域はますますやせ細っていく

いつ敗戦になるのか国民は知らされないまま
最後まで戦わされ続けた国が、以前にもあった

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