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2022年7月16日土曜日

全数把握の実害

 「全数把握」を続けると
その中に「重症化リスクのある人」が埋もれる

いま、保健所が「健康観察」をすることになっているので、病院は平気で患者を丸投げしてくる。目の前の患者が悪かろうが、悪化しそうであろうが、丸投げしてくる。そして「発生届」の中に、そういう人が埋もれていく。

トリアージしてあげたくても、数が多くなればなるほど、いまのシステムでは拾うことができなくなっていく。専門家が「全数把握」にこだわるせいで、本当に必要な医療の優先順位を付けることができない

全数把握にはこういう実害がある
御前会議の先生方は分かっているのだろうか

200、300、400、500という発生届は、ほとんどが「軽症」であるのに、この数を受け付けて処理をしなければならない。そんな中に、本当に医療が必要な1人、2人が埋もれる。数が増えれば増えるほど「全数把握を続けるシステム」というのは、リスクでしかなくなる。

いま「全数把握」を続けている行為は
災害時のトリアージで緑の人を全員、院内に入れることに等しい
その状態で、赤を見つけることの難しさを、考えてほしい

基本的なことだ
最初から何度も繰り返し言ってきたお話。

御前会議の先生方は何も分かっていない。

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