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2022年5月24日火曜日

サル痘の「家族に21日間の自宅隔離」を求める根拠は何なのだ

ひどい。
ECDCも、EUROも、本当にひどい。

「イギリスの保健当局は患者と同居する人などに21日間の自主隔離を求める」
NHK ニュース web 2022年5月24日 8時33分
サル痘の「家族に21日間の自宅隔離」を求める根拠は何なのだ
「感染防止」を名目にした「安心対策」がまた始まった
コロナにしろ、サル痘にしろ、優先順位と律速段階の見誤りが甚だしい
何で「初動はこうあるべき」って思うのだろうか

サル痘の患者家族に隔離を求める理由は

・発症する前から他人に感染させる
・無症状の人からも感染する
・隔離しなければコントロールできないほどに感染が拡がる

最低限、こういうことが条件になって、初めて隔離を求めるものだろう
サル痘に、そんな条件あるの?

それに、いくら心配でも「パーティーするな」は無理筋でしょうが。

こんなことしてたら、そのうち何でも「サル痘疑い」にされて「全国一律、動物園で動物とのふれあい自粛」とか「ニキビができたら自宅隔離」ってなるぞ?特に日本。

「サル痘ワクチンの開発、全員に摂取」も言い出しかねないが、ワクチンを全員に打つような疾患じゃない。でもコロナで既に冷静な議論なんて不可能なままワクチンを進めることに慣れっこになってしまっている。感染症専門家は、相変わらず「合意形成」をしないから、こういうところから民主主義が破壊されていることについても無自覚でいる。

すでに「医療機関では、水痘麻疹も鑑別に上がるから空気感染対策しろ」なんて書かれているが、こういうところからボタンの掛け違いが生じていくのです。下手をすると、コロナで「発熱患者」を診てくれる医療機関が無かったように、サル痘で「皮疹」を診てくれる医療機関がなくなる。そしてワケの分からないスクリーニングが始まる。

いま、サル痘には「疑似症」がないが、次はまた勝手に事務連絡で「疑似症」を定義してくるんだろう

だから、サル痘関連の動向を注視しています

厚労省や検疫が、また保健所に丸投げしてくるんじゃないか
「検疫法に位置づけてないから保健所にやらせる」ってなるんじゃないか
そんなニオイがプンプンするので、注視しています

サル痘は4類の接触感染ですから、保健所はぜったいに運びませんからねっ。

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