神戸市:余剰ワクチンボランティアの募集について
ワクチンの運用は、どこの自治体も、薄氷を踏む思いでやっている
爪に火を点すようにワクチンを使っている
なぜならば
・余ったら怒られる
・破棄したら怒られる
・ドタキャンされても怒られる
誰から?:政府から、厚労省から、議員から、市民から。
そんなことは(1バイアル6人分のうち数本余ることは)、
コントロールできないし、意味ないし、大勢に影響しないのに
「欲しがりません、勝つまでは」みたいな風潮でもって
「1本もムダにしません、靴を舐めても」という態度が
自治体に要求される(本当にバカバカしい)
本当に心からバカバカしいと思っていても
自治体は「1本もムダにしません」と対外的に言うことを求められている
格好だけでいいから、正論を吐け、と。
そうすれば、見ている人は、満足するらしい。
誰が?:政府が、厚労省が、議員が、市民が。
そうやって「欲しがりません、勝つまでは」ってやってたから、コテンパンに負けたのにね。
我々は「さっさと負けて被害を最小化しよう」と思っているけれど
実際は「最後まで抵抗して被害を最大化しろ」と言われる
だから神戸市も「余ったワクチン」を「ムダにしません」という決意表明をさせられている。
でもこれ、はっきり言って、余計な仕事が増えている。
キャンセルで余ったワクチンを打つために
「速やかに会場に来る人」を「確実に確保する」ことが
ゼロコストでコントロールできると思う?
いままでだって、誰かしら頑張って探して、1本も廃棄しないで済むように
「まだ打っていない人」を急遽探してその日に打つ、ということをやってきた。
中には「打ちたくないけど数を埋めるために仕方なく打ったスタッフ」もいただろう。
呼ばれるかもしれないから、休日も自宅待機で息をひそめていたスタッフもいただろう。
ボランティアなんて募ってリストを作っても、ほとんどの人は打てない。
「登録したのに、まだー?」
「なんだ、結局フツーに打ったほうが早いじゃん」
「登録してたからフツーのは打たなかったのに、どうしてくれるんだ!」
そんなクレーム処理するのも、市なんです。
ワクチンは1本でもムダにしたらダメなのに
職員の労力はどれだけムダに使っても構わないらしい。
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