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2021年8月12日木曜日

コロナは、発生届に基づく対策が、効果を発揮する疾患ではない

コロナを五類にすることを
"ダウングレードする"と言うのは
認識が間違っています

たとえば感染力も発症率も
最も高い麻疹は五類です

これは
"特性に合わせて分類する"だけであって
一類だからヤバイ、五類だからチョロい
という分類ではないからです

それに分類の必要性がない感染症もあります

コロナは本来
分類不要で届け出も不要だと思っています

届け出たところで
感染動態にも対策にも影響しないからです
分類しなくても、検査が役立つなら治療時に病院が検査すれば済む

それでも、件数が知りたいなんて
ワガママをいう易学者(疫学者)のために
百歩譲って五類定点で許してあげる
とは思っています

感染動態に影響しないとは
届け出しても患者が減るワケじゃない、ってことです

対策にも影響しないとは
届け出に基づく対策が効果を発揮する疾患ではない、ってことです

どちらも、みなさん体験済みでしょう?
届け出て、調査されて、それで患者が減りました?
減っていませんよね

もはや追い切れなくなって1年5か月たっています

それでも山手線は止まっていないし
オリンピックは開催されました
それで構わない疾患なのです

五類定点でいいとは
易学者(疫学者)には類推する能力があるので
「定点」でも数を類推することができる
数を知りたきゃそれで充分だ、ということです
そもそも「全数届出」だって、「感染者数の全数」ではないのです

もう当初に言ったことを忘れられていますが
本来は検査だって適応をしぼっていいんです
検査の適応は、治療薬を投与するか否かの判断にだけ使う
それで充分なのです

全数届け出を続けて、保健所に調査させたところで
保健所以外のみんなも疲弊するばかりだってことです

コロナはcommon diseaseです

コロナはcommon diseaseです
そりゃあ死ぬ人も重症化する人もいます
そもそも、それがcommon diseaseで、
それが我々人間です。

「コロナで1人も犠牲を出さない」
「それが公衆衛生の役割だ」
って言うヤツは、公衆衛生のモグリです

コロナの犠牲を1人も許さないという態度でもって
その他100人を犠牲にしてもいい、と言っています

我々に足りていないのは
「あきらめ」
それから
「部分最適≠全体最適」
の認識です

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