本当に政府は現場を分かっていませんね。
48億円もかけてタブレットを整備して、国がやりたいことは
1.接種の進捗状況をリアルタイムで知りたい
2.1回目を接種したあとで、転出したり、予診票を無くしたりした人も困らないように、管理を一括化したい
3.そのために、タブレットを約20台ずつ配って、即日、データ入力してもらいたい
ツッコミとしては
1.そもそも20台しかなきゃ、20会場しか作れない(全然足りません)
2.医療機関に配ったとしても、医療機関がタブレットを満足に使えるとは限らない(むしろ使えない・使いたくない医者は沢山います、手間だから)
3.ただでさえ、現在の予診票は、シールを貼る作業が数か所あって、それすらまともにできない医療機関が出る
4.普段の予防接種を担っている医療機関は、キホン紙文化です!
5.集団接種だけでしか使えないんじゃ、むしろ手間。
6.入力作業を誰がやると思ってるの?医師会の古参ほど「保健所がやれ」って言うんだから。
7.こうなったら「即日入力」なんて不可能です。
8.Her-Sysの遅さを見るに、4万台が一斉に入力したら、銀行のATMみたい止まったりして。
9.このタブレットを使うためだけに、また他のシステムを変更したり、人を配置したりせにゃならん。
10.どうしてもマイナンバーを入力させたいみたいだが「マイナンバーと接種履歴を、突合させて、国に送る」という作業が、本当に大変だし、危険です。こんな作業をシステムでやっていいのか?個人情報も何もあったもんじゃないぞ。
解決方法としては
1.接種の進捗状況は、通常の処理をすれば2-3か月後には分かります。「リアルタイムで知りたい」なんてワガママ言わなきゃ済む話です。
2.転出したり、予診票を無くしたりした場合は、待ってもらえばOK。ようは「カバー率」が問題なんだから、ここは科学的にいこうよ。"完全に公平な無料サービス"ではないし、その必要性もない。
3.「接種は1回でいい」ってことにしたら?転出も予診票の保管も関係なくなるし。
結論:48億円がもったいない。
0 件のコメント:
コメントを投稿