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2020年7月27日月曜日

日本はすでに「感染拡大の予防をしない」ことを選択している

濃厚接触者の対応、いつまでやらなきゃいけないですかね
「濃厚接触者200人」のニュースの背景には、まず「濃厚接触者かもしれない600人からの電話対応」があります。

会社の同僚が〇人いる、得意先に〇日に会って話した、休日に〇〇で試合をした、買い物で〇〇に行った、〇〇とバイトが同じ息子に検査を受けさせたい、以下同文。
何もかも検査、キリがない、本当にやめたい、こんな無駄な作業。

所詮「濃厚接触者」なんて定義は恣意的なもの。そんなに予防したければ「濃厚接触者かもしれない600人は全員14日間自宅待機」が最も有効です。なぜそれをせず、ひたすら濃厚接触者を検査せにゃならんのだ?
日本は、感染拡大を防ぐつもり、ないでしょう?

窮鼠猫を噛む状態に追い込まれた結果、お隣の浜松市は市長が「650店舗をPCR検査する」という暴挙に出ました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bb7007a4385bbd82f34a9b7dfe91e41010ad066
650店舗、3000人!これは、たとえ市長のパフォーマンスだとしても、浜松市保健所が可哀想です。この中から陽性者が出ても、ワンポイントの「夜の街狩り」に意味はない。しばらくたってまた陽性者が出たら、また650店舗やるのか?
そして、このマネをしようと言い出す首長が、ほかにも出ることを恐れている。

さらに、濃厚接触者の方が「自宅待機中に外出して、その後に発症しました、友人を検査してください」って言われても、正直言って、そんなもん知るか、と思っている。
自宅待機を要請されたあとで、外出するならしてもいい(強制力ないし)。だから、外出歴や接触歴は最後まで黙っておいてほしい。もう対応できないから。

検査数が増えればそれだけ「陰性でした」の電話連絡も大変です。しかも陰性を伝えて終わりじゃない、濃厚接触者はその後の健康観察フォロー作業もある。
この期に及んで「陽性率」とか「無症状原体保有者の掘り起こし」に一体何の意味があるのか、納得のいく回答を誰か持っているのだろうか。

亡きオリンピックのために作られた4連休、全国の保健所職員は一体どれほど休日出勤したでしょう。その結果、どれほど感染が予防できたのでしょう?
少なくとも私のこの休日出勤は「感染予防になんの効果もなかった」と判断している。なぜならば「今までだって濃厚接触者対応をやってきた、その結果が、いまの感染爆発だから」です。我々がいま見ているのは、経路と検査に拘泥しているうちに感染が広がったという結果だから。
「患者発生→調査→接触者の特定→検査」というプロトコルは、もはやコロナの感染予防には使えないってことです。「濃厚接触者の掘り起こし」で感染予防できる時期はとっくに終わっている。

なぜ
濃厚接触者の掘り起こしで
感染予防できないのか
それは
キャパオーバーだからです!

季節性インフルだって、治療薬があっても人が死ぬ。
その一番の予防策って、濃厚接触者探しだったっけ?
検査だったっけ?

繰り返しますが、こんな「濃厚接触者探し」と「検査」では、感染は予防できません。
そして日本は、知ってか知らずか、すでに「感染予防しないこと」を選択しています。

たとえば「夜の街対策」を見ると分かります。
いくら「夜の街は気をつけて」と言ったところで、これは印籠みたいなもので、実効性は0です。実際に「夜の街は気をつけて」と言ってからも、感染が出続けていることを知っているのに「夜の街は気をつけて」と繰り返しているだけです。だからこの呼びかけは「感染を拡げ続ける」という結果をもたらしていて、なにも変わっていません。
さらに「夜の街」にいまさら何を対策しても、感染は「それ以外」に広範囲に拡がっています。すでに「夜の街」の狙い撃ちは、感染拡大予防に無効です。
つまり「夜の街対策」は、「何かやっているフリ」で、そのまま「結果が何も変わらない対策」になっています。
「やらないよりは、夜の街に対策したほうがいい」と思ったらそれは認識が甘く、焼け石に水、戦車に竹槍、多勢に無勢、という状態です。

本当に予防したければ、別の手段が必要です。
一方、どこかでは、あきらめることも必要だと思っています。
いつかは蘇生をあきらめるように。

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