レース振り返り: 2025年7月20日:ontake100の100km部門
<記録>
・時間:15時間21分40秒
・順位:総合456位/1084人中
・区間記録
St→CP1:6:54:42
CP1→CP2:4:00:05
CP2→Fin:4:26:53
<距離>
大会発表99.78km、累積標高2639m
測定距離97.63km、累積標高2473m(大会GPXデータでナビゲーションしながら走った)
<レース概要>
王滝村の林道を使って行われるウルトラマラソン。累積標高はそんなに高くないのに、100kmでITRA4ポイントもらえるので出場した。160km部門に出るには、100kmを14時間以内に完走していることが条件。
100km部門は真夜中0時スタート。松原スポーツ公園に昼間から車で乗り付けて陣取ってもいいけれど、食事と体力のことを思うと、宿を取ったほうが良い。私は16時チェックイン→17時に風呂→18時に夕食→19時就寝→22時起床→22時45分チェックアウトで王滝村の宿を利用しました。
<走り>
今回は、最初のエイドまでは何とか走れたが、そのうち右腸脛靭帯炎になって走れなくなった。第一エイドを過ぎて30km地点くらいで「55kmの第一関門でやめよう」と思った。ただ不思議なもので、ドロップバッグを受け取り、出る準備をしていたところ、心なしか回復して完走はできそうだと思ったので、続けることにした。とはいえ痛みは継続し、その結果、60kmくらい歩き倒した。もし走れていたら「14時間」はそれほど難しい関門ではないだろうと思う。
前回のテイネトレイルでは、ゲレンデの下り以外では痛くなかった。でも今回は痛みがずっと続いてしまい、「歩きからやり直しだ」と反省しきりとなった。40-50kmを越えると痛くなるのでは、100mileなんて完走できそうにない。
<エイド>
OSJなので、水と塩飴くらいしかない、と思っていたら、各エイドでオレンジ3切れ、バナナ2切れが提供されて驚いた。水分も水だけではくスポドリ(パラチノースやチャレンジャー)が提供されていて、新城トレイルとかに比べたらとても充実していると思う。
55km地点のドロップバッグには自分が入れたいものを入れておけるし、OSJを分かっている人にとっては補給で困ることはないだろう。OSJを知らない人や、ロードのマラソンしか知らない人は、基本、必要なものはすべて自分で用意する、という気持ちで臨むと良さそう。エイドで補給すればいい、と思っていると危険である。そもそも山だしね。
<必携品>
ストックはキャップして。
ドリンク500ml以上、行動食、レインウェア(上下)、ライト(点灯確認済み)、サバイバルシート、救急セット(ガーゼ、消毒液、絆創膏など)、携帯電話、携帯コップ(エイドステーション用)、熊鈴、テーピング用テープ(80cm以上×3cm以上)
<持っておくと良いもの>
・背中から日の光を浴びるので、首や膝のうしろにも日焼け止めクリームを塗っておくほうが良い。
・55kmのエイドからは、帽子はキャップよりもハットがよさそう。キャップの場合は、首回りにサンシェードがあるほうが良い。
・水は1Lあれば良い。すべてのエイドで水を満タンにして出発する。
87km地点にある最後のウォーターエイドからゴールまでが意外と時間がかかり、そこでだけは1Lだと足りなくなった。途中の湧き水を汲んで事なきを得たが、元気に走り切れる場合は、そんなに心配せずともゴールに着くと思われる。
<100km超の「ロング」で実感する身体の変化>
今回は、とにかく走れない、という残念な結果に終わってしまった。ちゃんと走れればontake100は14時間を切れると思ったので、来年度以降の宿題とします。コース自体は変化が少ないと言われるけれど、ずっと走れるコースで、レースに没入できるので、私には合っていると思えた。
そして今回、もっとも感じたのは、レース終了後の身体が、エネルギーや休息に対して敏感になる、ということ。50kmくらいでは疲れることはあっても、それ以上の感覚はない。でも今回は、レース後には、すこし寝るだけで足が回復する、とか、食べると元気になるとか、水分を身体が欲していることが分かるとか、そのような「身体の回復を実感する」ことを久しぶりに味わうことができた。
これは病みつきになる良い経験です。
そして真夜中0時スタートでは、星がとても綺麗でした。
星空を見ただけで、王滝村に来た意味があったと思えるほど。
さすが王滝村!
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