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2021年7月15日木曜日

問題は調整枠にあらず、基本枠にあり。


いままでは、基本枠も調整枠も、国が管理していた。
でも国が決めた基本枠の設定が下手クソだったから、基本枠を削って調整枠を盛り、調整枠の配分を都道府県に投げてきた。
元はと言えば、国の配分スキームの筋が悪いことが原因で、今回の惨事になっている。

何度も言いますが、大都市の接種率が上がらないのは、分母が大きいからです。それを「接種率が低い」からといって「基本枠を削る」のは、本当に筋が悪い。在庫は「余剰」じゃないんだよ、在庫がないと2回目も打てないし予約も入れられないんだよ。
そんな方法で作り出した「調整枠」って、一体何なのって思うわけです。
これは「基本枠の設定」が下手だったことを誤魔化しているだけなんです。

名古屋や春日井が本当にかわいそう。
そういう実態があるから「基本枠が減った分を調整枠で戻す」という話になっている。
わざわざ「戻す」って、そういうことなんです。

それにさ、こんな小手先のことをやっても、結局、全体のパイは変わらないんよね。

愛知県なら第11クールは555箱、この数は変わらない。
GHQからもらう配給のチョコみたい。
ギンミーチョコレッ。
奪い合えば足らぬわ。

ワクチンの効果を信じているのなら、「バイアル数を人口で割る」なんてことせずに、効果的に配分するってことをしなければいけませんでした。
ここで求められるのは自治体間の平等ではなくて、効果でしょうに。
最初の1100箱からね。

「ワクチンが潤沢にない」って分かってたんだから、広く薄く配っても、効果は落ちるだけだって分かってたじゃん。

つまり
・年齢の上限を設ける
・東京から打つ
・接種会場も配分もぜんぶ国が管理する

って、すればよかったのです。
前にも言ったけど。

マスクの効果をスパコンで計算するくらいなら
ワクチンの配分をスパコンで最適化してほしい

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