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2021年7月14日水曜日

惨憺たる兵站と、破壊された個別接種

7/7、7/8の時点でFBにあげた記事にちょっと加筆。
過ぎてしまえばこんなことも省みられなくなるけど、忘れさせない。
1年前のGW休みも、年末年始も、今年のGWも、なかったこと、忘れさせないよ。

以下。
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職域接種と集団接種の"せい"で
せっかく作った安上りの個別接種が
破壊されました。

本当に"破壊された"んです
個別接種が。

個別接種でできたのに、弾を奪われた。
弾がなければ、予約も分配も不可能だから
"集めてやる"方法しかとれなくなった。

パイの奪い合いが起きたら、個別接種なんて、できるわけがない。

誰を恨んでいいのか分かりませんが
恨んでいます。

"コロナ騒動でぶち上げられた対策すべて"を恨んでいます。
なにが「正しい知識を」だ、バカヤロー。
そんな暇があるなら邪魔すんな。
対策なんか、していらんわ。
公衆衛生って、一体、誰の都合で何をしたいんでしょうね。

ワクチンが足りなくなったから
国は何をすると言い出したかというと
その内容が衝撃的でした

・市町村ごとの接種「率」で順位をつける
・市町村ごとの基本枠を定期便としてもともと配る予定だった
・率が高い市町村には多くワクチンを配分する
・300位以上の市町村は、その中で傾斜をかけて、より多く配る
・やっぱりワクチン足りないので、200位以上の市町村にします
・定期便もひょっとしたら減るかも

で、うちは200位~300位の間だったらしい
300位以上だったから配送を当てにしてたけど、200位未満に修正されたので基本枠しかなくなったわけです

そもそも「率」を順位付けに使っている時点で、ダメでしょ。
小さな市町村ほど、集団接種を1つ設ければ、率なんてすぐ上がるんだから。
人口が多ければ、どんだけ数を打っても、接種率は上がりにくい。
大阪なんて接種率が低くて当たりまえ。
しかも人口が多いところは、在庫も沢山必要とするのです!

「在庫がたくさんあるなら、先に在庫を吐け」ってマジで言ってんのかよ、と思うわけです。
2回目接種分が決まっている在庫なの!
それを確保しないでおいて1回目を打つことも予約することもできないの!
在庫は「余剰」ではないんです、わかる?

こんなことでは、進めたいのは「効果的な接種」ではなくて「打ち終わった市町村数を早く増やすこと」なんじゃないかと勘ぐってしまう。
見かけ上、うまく行ってるように見せたいんじゃないか、と。
こういう兵站こそ"惨憺たる"と表現するのがピッタリです。

はあーーあ。
振り回されっぱなし。

ワクチン業務スタッフの口数が、最近めっきり減ってきた。

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