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2020年10月6日火曜日

米ポンペイオ国務長官は、日本の保健所の健康観察対象者か


米ポンペイオ国務長官は、例によってアメリカ軍横田基地に到着しました。
入管を通らず、パスポートコントロールを受けず、属州ニッポンにはるばるやってきてやったぜ、といったところでしょう。

失礼なヤツだ、とは思いますが
ま、それはいい。
日本が米国の属州か否か、は論点にしません。

ところでコロナ対応は、なんぴとであっても同じはずですよね
「イミグレーションを通過するか否か」と「個人に施される感染症対策」は、別の問題です。
クルーズ船だって、イミグレーションとは関係なく、あんなに厳しく感染症対策しました。
まさか、もうお忘れではありますまい。

さて、2020年10月6日時点で、日本は厚労省発出の通知として、日本に入国する人には、以下のことを求めています。
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全ての国・地域から入国される全ての方には、入国の前後で以下の対応をお願いします。
 
□検疫所長が指定する場所(自宅など)で入国(検体採取日)の次の日から起算して14 日間待機する滞在場所を確保すること
□到着する空港等から、その滞在場所まで公共通機関を使用せずに移動する手段を確保すること
□入国後に待機する滞在場所と、空港等から移動する手段を検疫所に登録すること
 
 加えて、入国した日の過去14日以内に入管法に基づく『入国拒否対象地域(※1)』に滞在歴のある方については、以下のことをお願いしています。
□新型コロナウイルスの検査を受けること
□検査結果が出るまで、原則、空港内のスペース又は検疫所が指定した施設等で、待機すること
*到着から検査結果判明まで1~3時間程度ですが、再検査をするなど状況によっては到着の翌日に判明する場合があり、その後、入国の手続きになります。

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上記を読むと、入管を通ろうが、横田基地から土足で上がろうが、
ポンペイオ国務長官は
1.日本でコロナの検査を受ける
2.14日間、日本でホテル待機
3.14日間の役務が終了したら、遊興してよろしい
ということになるのが筋でしょう。

え?
まさか、全部やってない?

そりゃそうでしょう
なぜならば、米ポンペイオ国務長官の日本訪問は、「入国」ではなく「国内移動」だから(ハッハッハ)。
日本政府も「そう承知している」って言うかな(本当は言いたくないだろうけど)
とはいえ、これも、どちらでもいいです。

問題は
これはたとえ政治的に「国内移動」であっても、感染症的には「入国」でしょう、ということ。

感染症に国籍も国境も関係ない、って誰か言ってませんでしたっけ
水際対策が本当に必要ならば、民間人だろうが政府高官だろうが、関係ありませんよね

でも、やっていない
そう、やらなくてもべつにいい

なぜならば、コロナはいくら厳しく管理したところで、
インフルやアデノと同じく感染症の振る舞いとしてuncontrollableな感染症だからです

コロナの検査も「なんちゃって検査」だし
健康観察も「なんちゃって観察」です

「米ポンペイオ国務長官に健康観察しないんだから、他の人も健康観察なんてやめたらいい」
それが筋ってもんでしょう

「入国後はアプリで追跡してる」とかで格好つけても、手間が増えるだけで意味はありません。

「本気で対応」するのなら「入国させないこと」です
「本気で対応」が必要な感染症は、たとえば髄膜炎菌ですね。
コロナは「本気で対応」が可能な感染症ではありません。

無意味に「なんちゃって対応」するくらいなら、やめたらいい

本気でそう思っています。

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