このブログを検索

2018年1月26日金曜日

保健所職員向け:結核の報道発表?その前に、結核発生動向調査のまとめを作りましょう。

報道発表資料を作るにあたり、そもそも自分たち用のアニュアルレポートや集計分析結果が一覧になったものが無ければ、報道発表資料作りを洗練させることが困難です。
いままで担当地域で結核のアニュアルレポートがなかった場合は、今後は毎年必ず作ってもいいと思います(作ったほうが楽だから)。県からもらったデータなども駆使して、自分たちで担当地域のデータをまとめることが大事です。この情報はここにある、あの情報はあっちに載ってる、ということだけ分かっていてもダメです。最初はコピペでもいいから、集めましょう。
きちんと収集分析することで、個別支援が行き当たりばったりでなくなり、また保健所が主催する研修や啓発にも使えます。

以下に、参考となる他機関のホームページを載せます。三重県、大阪市、結研の担当の方、勝手なこと書いてごめんなさい。

<三重県>
http://www.kenkou.pref.mie.jp/kekkakumenu.htm
「結核登録者情報システムによる取りまとめ」
アニュアルレポートとしては、とりあえず最低限、このレベルがあれば良いと思います。
分析や注意喚起がきちっとできている、とまでは言えませんが、きちっと数字を集めているので分析する準備はできています。
この仕事をちゃんとやっていることが大事です。三重県の情報開示は結核以外の感染症も素晴らしいと思います。

<大阪市>
http://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000270266.html
データの収集と開示を、ここまでやれると完璧です。
大阪市は、これを毎年やっているのが、本当に立派だと思います。
ただ、これは基礎的なことで、私たちも真似ができます。

<結核研究所疫学情報センター>
http://www.jata.or.jp/rit/ekigaku/info/kaisetu/
報道発表の章立て(言い方)には、この『「結核の統計」を読むシリーズ』が、簡便で参考になります。
また、『結核年報2016』は、データの表し方、この項目は円グラフ、この項目は棒グラフ、これは表にする、というお作法が参考になります。

大阪市のデータ開示に、結核研究所の「読むシリーズ」が加わると、ベストです。

0 件のコメント: