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2020年7月29日水曜日

コロナ騒動の一番の教訓

https://www.mhlw.go.jp/content/000652973.pdf

こんな「晒し者にします宣言」を、通知一本でやられたら、たまらない。
この通知は厚労省から出ているが、記者発表したのは経済再生相です。
だいたい、なんで経済再生相が感染症対策を仕切っているのか、そこからおかしい(しつこくてすみません)。

感染症法のどこをどう読めば「店名を公表できる」に至るのか、まったく理解できません。
「とにかく公表したい」という思いつきが先にあって「解釈の変更」で公表できると強弁している。
これは伝染病予防法の発想そのもの。

「北風と太陽」のとおり、業界団体が、これで協力してくれると思う?
恫喝しておいて本当のことを言ってくれると思う?
んなワケない。
ますます非協力的になって、隠されてしまう。

そんなことも分からずに、一体、何がしたいのだ
感染症を予防する気がないとしか思えない

「営業自粛しないパチンコ店を公表したら、客が集まった」ということを、我々はどう反省したのでしたっけ
「クラスターが発生したお店を公表したら、お店が調査に協力しなくなった」ということを、我々はどう反省するのでしょうかね
「言うことを聞かない奴は、かまうもんか、公表してやれ」という発想は、警官が黒人男性を押さえつけて死なせたBLMの発想と、同じ、ですよね
「言うことを聞かない民主家は、国家安全維持法を作って、しょっぴけ」という中国の発想と、同じ、ですよね

そして、この事務連絡。
https://www.mhlw.go.jp/content/000652974.pdf
-----今般、「サービス産業消費喚起事業(Go To トラベル事業)」が本年7月22日から開始されており、観光庁において当該事業における宿泊事業者の参加条件等として、「旅行者に検温等の体調チェックを実施し、発熱がある場合や風邪症状がみられる場合には、週末も含め帰国者・接触者相談センターに連絡し、その指示に従い、適切な対応をとること」等が示されているところですが、宿泊事業者からの相談は、休日・夜間に多くなることが見込まれます。
 相談体制の整備については、「今後を見据えた保健所の即応体制の整備について」(令和2年6月19日付け厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部事務連絡)等によりお示ししているところですが、改めて、土日祝日も含め、24時間の電話受付が可能な体制を整備していただくともに、外部からの電話相談に対し、確実に対応できる体制となるよう、別添の通り、留意していただきたい点を取りまとめておりますますので、内容を御了知の上、関係各所への周知の程よろしくお願いいたします。-----

【要約すると】
GoToトラベル実施のためには
旅館やホテルが保健所に相談する体制を作ること。
ついては土日や夜間に相談が多くなるだろうから
帰国者接触者相談センターの電話対応を
土日祝日ふくめ24時間、対応できるように整備せよ

・・・狂っている

あらん限りの罵詈雑言を叩きつけてやりたいぞ

そんなにGoToやりたきゃ、GoToを企画した国交省が24時間対応しなよ
厚労省を使うな、保健所を使うな
なんで「GoToのために」働かなきゃならんのだ

これはもはや感染症対策ではない。

コロナ騒動の一番の教訓は
「公衆衛生を政治が主導してはならない」
ことだと思っている。

コロナ騒動で最も評価されるべき政治家は
「なにもしなかった政治家」
だと思っている。

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