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2015年12月11日金曜日

活動性結核に単剤治療は禁忌です&DOTSの意味

活動性結核に、単剤治療は禁忌です。
どんな理由があろうとも、禁忌です。
何があっても、やってはいけない。
単剤で治療すると判断し、その処方で耐性菌が生じたら、それは、そんな処方をした者の責任です。
言い逃れはできません。

それから、DOTSというのは、「directly observed treatment short coarse」のことです。
決して、「薬を飲んでおいてね~っ」と言って、入院中の患者さんにポンと渡すことではない。
決して、服薬したかどうかの確認を、入院中の患者さんに「飲んだ?」と聞くことではない。
ましてや、なかなか飲めない入院中の患者さんの内服を、飲むのに時間がかかるからと言って、付き添いの家族に丸投げすることではない。

医療従事者ならば、プロの自覚を持って、患者さんの服薬をサポートする。
それがDOTSです。

・・・なぜ、こんなことを、今さら言わねばならぬ。

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