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2011年11月20日日曜日

読書:人を動かす

人を動かす (1958年)
D.カーネギー (著), 山口 博 (翻訳)

翻訳本って、訳者によってその本が生きるかどうか決まってしまう。
こなれた日本語にならずに、読んでいて疲れる訳本にめぐりあう時がある。
そんな中、この本は訳者が良いんだなあ!と思った。
翻訳した人は、英語を真剣にやっていただろうし、日本語にも造詣が深かったに違いない。
私が訳しても、こんな文は作れないと何度も思った。
この「山口博」さんが訳した本を探したけれど、残念ながらカーネギー以外の本がない。
とにかく、翻訳本として一級品だと思います。

で、私は啓発本をめったに読まないけれど、本としてもこれは良かった。
古書で、内容も古いけれど、人と人の付き合いは今も昔も変わらない。
どんな世界ならみんなが幸せと感じられるか、ということを
まずは自分から実践してみようという誠実さが気持ち良い。
how to ではなく、how you think and thankとでも言うかしらん。
タイトルのイメージと本文の内容は結構違うと思う。
おススメです。

2 件のコメント:

book さんのコメント...

父が出版社に勤めてる友人からもらってきてくれて高校生のとき カーネギーのシリーズを読んだ。確かはじめに読んだのは道は開けるだったような気がする

今読んでる 登山家の本が読み終えたら次は
これ読んでみようかな

Maskeri Hiremo さんのコメント...

ぜひぜひ。