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2011年11月1日火曜日

ささくれ

ERローテ終了しても、当直続き、結局ERから離れるわけではない。
本日は準夜。23時。中途半端な時間帯に終わる。
こんなに走り回ったあとで、帰れったって寝れるかよ…当直の方がマシだ
なんてぶつぶつ思いながら帰宅。

帰り道
「すみません、道に迷っちゃってねえ」
と声がして、おじいさん?のようだ。
国道の方に行きたいんだとおっしゃる。

行く方向は私と同じだから、じゃあ、一緒にいきましょう。
ところで、どこから来たんです?誰かに連絡とりましょうか?
私は平野というものです、失礼ですが、おいくつですか?
もうすぐ60だと。お誕生日は?なるほど。(計算あわず)
今日は寒いですねえ、今は何月でしょうかねえ?(答えられず)
お腹すいていませんか?ご飯たべられましたか。
そうですか、娘さんのところに行きたいんですね。

・・・右足は靴、左足は草履。

このおじいさんとの会話は、とても楽しいものだったが、
0時、夜道。やはりこのまま別れるわけにはいかない。
適当にコンビニを見つけて、一時避難、しかるべき機関に連絡をとり、保護していただいた。

夜のお散歩は、仕方がない。私がたまたま帰宅途中でよかった。
そして私に声を掛けれもらえてよかった。少しの時間だけれど、会話がはずんで楽しかったです。
引き継いでいただき、私の役割が済んでしまうと、その分、やるせなさが身に沁みます。

どうかこれからもご無事で。
道に迷ったら、また声をかけてくださいね。
おやすみなさい。

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