研修医になって4か月、日々の忙しさにかまけて、早くも色々な初心を忘れてしまいそう。
そんな中で、ちょっと気になることがある。
同僚批判について。
どこの会社でも、まあ、ある程度は同僚批判があるんだろうけれど、
病院という職場においては、ぜひとも批判は建設的でありたい。
研修医が怒られたとしても、それは研修医をビビらせ萎縮させるためではなく、
より良い医療者になって、ひいては患者さんの利益が増すようになるため、と考えたい。
そして個人の仕事ぶりはともかく、病院全体がレベルアップできるようにするためにこそ
私たちはどうしたらいいのかを考えて行動したい。
で、気になるのは、
研修医に対する批判やお叱りではなく、上級医同士のやりとりである。
そりゃあ、人間だもの、失敗することはあるし、意見の食い違いもあるでしょう。
そういう事案を目の前にしたときに、どんな反応を示すかは、目指しているものの違いによるものだろうか。
それとも、器の大きさによるのだろうか。
失敗や、意見の違いを前にして、ただ批判したり、当人のいないところで同意を求めるのは自由。
ただし、改善させたいとか、建設的にやっていきたい、という目線からは程遠い。
そんな上級医同士のやりとりは、研修医から見れば、ただただ、残念である。
誰かの間違いを見つけられるのは、誰かが代わりに間違ってくれたからであり、
誰かと意見が異なるのは、それだけ改善の余地があるということだと私は思う。
上の先生方が、そういう建設的な意見のやりとりを成されるときは、ただただ、圧倒される。
これは上級医の品格の1つなんだろう。
私も、どうしたっていずれ上級医になる(まだ早いが…)。
そのとき、いまの自分が見て、残念、と思わないような姿勢でいたい。
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