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2011年3月9日水曜日

整形外科卒試より

軟骨=血管なし
半月板=外1/3は血管あり
滑膜=血管+++

骨は細胞成分と細胞外基質に分かれる
・細胞成分→骨芽細胞、破骨細胞、骨細胞
・細胞外基質→
有機=Ⅰ型コラ、プロテオグリカン
無期=CaやPの結晶、ヒドロキシアパタイト、Ca10(PO4)6(OH)2

プロテオグリカン(ヒアルロン酸と結合する)=タンパク+ムコ多糖

骨、半月=Ⅰコラ
軟骨=Ⅱコラ

関節軟骨=血管、神経、リンパ管なし

硝子軟骨(多い順) 厚さ2-4㎜
1.水=70~80%
2.Ⅱコラ→乾燥重量の50%
3.プロテオグリカン→乾燥重量の30%
4.軟骨細胞→乾燥重量の4%以下=コラやプロテオグリカンを分泌する
1-3は軟骨基質
成熟した正常軟骨内には、軟骨細胞の分裂像なし

半月板
辺縁1/3には血行あり
日本人には外側円板状半月が多い(5%)
水-70%
Ⅰ型コラ-乾燥重量の90%
プロテオグリカン-乾燥重量の1%

外傷性脱臼=関節内血腫あり
病的脱臼=関節内血腫まれ

ケガしていないのに関節内血腫たまるもの
1.色素性絨毛結節性滑膜腫
2.血友病

色素性絨毛結節性滑膜腫
20-30代、男女、原因不明、良性
滑膜の絨毛性増殖、結節、腫瘤、Cholエステル含む泡沫細胞、
びまん型=関節血腫繰り返す、限局型=結節嵌頓‐半月損傷似の症状

特発性骨壊死
50-60代、女性、大腿骨内顆、一側性、急激な疼痛、夜間痛→Xpでn.p。4-6か月するとXpで+。
ステロイド性骨壊死は大腿骨外顆に多い。


伸筋=橈屈Nのみ
屈筋=メインは正中、一部は尺骨

野球肘=外側型、内側型、後方型
・外側型→離断性骨軟骨炎=上腕骨小頭
・内側型→成人=尺側側腹靭帯損傷、小児=尺側骨端部障害
・後方型→肘頭部障害

Lift off test
肩甲下筋腱の動きを見る→腱断裂かどうか。
手を背中に回し、腰のあたりから手を後ろに持ち上げる動作。できなければ陽性=断裂。

投球障害肩
・SLAP:上方関節唇損傷が前~後方に広がる
コッキング期-物を投げる時、上腕二頭筋が引っ張られると上方関節唇が痛んでくる。
・Bennet:後方関節唇障害、関節窩縁後下方の骨棘形成
フォールスルー期=牽引力

Bankart leision
前回脱臼は前方に多い→肩関節脱臼で、靭帯(IGHL)の剥離損傷→初回から起こす。
・反復して、臼蓋の骨もこわれると→Bonney Bankart
・壊れた骨がそのまま残ると→Hill Sach lesion
BB、HSL→反復か、過去に脱臼しているかのどちらか。

【脱臼】
前方(90%)
外傷の50%を占めていた。
今は手指関節脱臼の方が多い
後方(90%)

腱板=棘上筋、棘下筋、肩甲骨筋、小円筋
腱板断裂=変性>>外傷性
変性→小外傷のつみかさね、50-70歳、男性

前骨間神経麻痺:正中神経の分枝、橈尺骨の間を通る。
・感覚障害なし
・関節の屈曲×→示指はDIP屈×、母指はIP屈×、涙のしずくサイン=過伸展
・方形回内筋×→前腕の回内×

後骨間神経麻痺;肘で橈骨N→回外筋にもぐりこみ、指を伸展さす
・感覚障害なし
・麻痺すると下垂指 drop finger

手根管症候群
Tx:保存=手関節固定装具、屈筋支帯切開

脊髄ショック
離脱の確認
交感N遮→相対的に迷走N↑
で、血管拡張、透過性↑
徐脈、BP↓、循血↓、VR↓
全身浮腫、肺水腫
1.球海綿体反射(BCR):亀頭握るorバルーン引く
2.校門反射:肛門をひっかく
で、1、2で、肛門が縮むことを確認する


頚椎炎
・リウマチ性:上位頸椎
・ヘルニア性:下位頸椎

【脊椎炎】
化膿性 メタ性
椎体を破壊
椎間板に及ぶ
膿瘍を伴う
T1でlow、造T1でhigh
椎体にできる
椎間板は(-)

【靭帯損傷】
前十字靭帯:
大腿骨後方、外側から、脛骨前面、内側に出てくる
後十字靭帯:
大腿骨前方、内側から、脛骨後面、外側に出てくる
スポーツ外傷:着地で
保存ムリ
前方引出テスト
(ラックマンテスト)
交通事故:ダッシュボード
保存OK
後方引出テスト


【大腿骨頚部骨折】
内側 外側
血流ゆるい:骨頭壊死
関節内骨折で癒合しにくい
骨膜性仮骨できない→偽関節
Tx:早期の人工骨頭置換術、
運動療法で廃用症候群を予防
血行よい
関節外で癒合しやすい
Tx:牽引整復してから、内固定包で接合、リハビリ



Perthes病:3-12才、男>女、大腿骨頭、骨端核(近位骨端部)の循環×
・初期(滑膜炎期):内側の関節裂隙やや広い=waldenstrom sign
・壊死期:圧潰されて、骨端核が扁平化
・再生期:新生骨で置換される。骨端核の分節化
・回復期:骨端核の陰影はさらに強く、head to head
・残余期:新生骨に置換される、寛骨臼は骨頭にあわせて変形するのみ

【変形性関節症】:関節軟骨の摩耗
OA股
OA膝
二次性(続発性)
一次性(原因なし)が多い
Xp:関節軟骨最表面のびらん、
骨嚢胞、骨棘、
関節裂隙の狭小化

軟骨基質
・コラーゲンが網目を作る:15%
あいだに
・プロテオグリカン:15%
・水分:70%
・摩擦係数:0.001~0.01

悪性の骨軟部腫瘍の特徴
≧5cm
深部>表在
1~2年で増大するもの

骨軟化症(くる病)
骨端線拡大と骨端部膨大

橈尺関節
車軸関節
肩関節
球関節
母指中手手根関節
鞍関節
手根、足根関節
らせん関節
膝関節
蝶番関節

片足起立のとき、荷重側の股関節にかかる力、体重の
・走っている:×5
・歩いている:×2~3
・片足立ち:×4
両足=1足で31%(ななめでベクトルの力が働く)

脂肪塞栓症候群
・貧血、Hb↓
・点状出血斑
・ARDS
・意識障害

上腕骨近位骨端線かい離
・リトルリーグ肩
・骨端線が閉じる前に過度の投球
・繰り返すと骨端線かい離する

de Quervain (橈骨茎状突起炎)
・コンパートメント:短母指伸筋腱、長母指外転筋腱
・繰り返し手を使うことで。
・Finkelstein+=グーで下げる、疼痛

インピージメント症候群
・肩の使い過ぎ
・野球肩
・水泳肩

脱臼不安感テスト apprehension test=膝蓋骨亜脱臼に。
脛骨を大腿骨に押し付け、外側に動かし、屈曲さす→脱臼するのではと不安になる。

捻挫=靱帯損傷、骨折や脱臼なし
・足の内反→前距骨靭帯
・足関節捻挫で断裂しやすいもの=外側の靭帯

◎前距骨靭帯
○踵腓靭帯
○後距骨靭帯

・一度捻挫:伸びる
・二度捻挫:一部切れる
・三度捻挫:完全に切れる

【骨折の治癒】
一次癒合
二次癒合
仮骨(-)
プレートで固定した→生理的再造形のみ
時間かかる、プレート外すと再骨折ありうる
仮骨(+)
骨端部が不安定
ひずみ+の力学的環境